歎異抄を読む (講談社学術文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061590403

作品紹介・あらすじ

「歎異抄」は、親鸞晩年の弟子唯円が自らの願いを織りまぜて先師の法語を綴ったものである。「善人なをもて往生をとぐ、いはんや悪人をや」の悪人正機の教えや、「わがこころのよくて殺さぬにはあらず」の宿業観など、人間存在の根底に迫る真理の言葉といえよう。本書は、原文と現代語訳の対照や解説の扱いに工夫をこらし、「歎異抄」を宗学から開放して仏教思想との関連から平明・懇切に論及した好著。

感想・レビュー・書評

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  • 浄土真宗についての知識が浅くても理解が及ぶように解説が十分に付けられているので、親しみやすい本です。

  • obtnd

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著者プロフィール

1922年、北海道に生まれる。1947年、東京帝国大学文学部印度哲学梵文学科卒業。東洋大学助教授、東京大学助教授、東京大学教授。東京大学名誉教授。文学博士。浄土真宗本願寺派宣正寺の住職を勤め、幅広く布教活動を行う。2000年、逝去。著訳書『初期仏教と社会生活』(岩波書店)、『ミリンダ王の問い』(共訳、平凡社)、『浄土三部経』(共訳、岩波文庫)、『親鸞入門』(講談社)、『ゴータマ・ブッダ』(講談社)、『大無量寿経の現代的意義』(本願寺出版社)ほか多数。早島鏡正著作集全15巻(世界聖典刊行協会)

「2019年 『正信偈入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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