御岳巡礼: 現代の神と人 (講談社学術文庫 1148)

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  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061591486

作品紹介・あらすじ

御岳信仰は、日本人の精神と行動の基層にある超自然的信仰を代表するものである。文化人類学者としてタイ、スリランカ等の宗教と社会の実地調査を重ねてきた著者が、本書では御岳講の列に連なって「神おろし」と呼ばれる憑霊現象はじめ、登拝巡礼の実態を報告する。御岳教の教団史を辿り、古来この信仰がどのように守られてきたかをも考察、霊山信仰を通しての本質を明らかにした意欲作。

感想・レビュー・書評

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  • 1人夜討ちで釣行し車で仮眠していた時、巡礼の皆さんに遭遇して肝を冷やしたことがあります。
    何故巡礼をするのか、その時はわかりませんでしたが、読んである程度理解できたたような気がします。
    古来日本人の山に対する畏敬と、山で体感し、繋がる様々な事やもの、そんなイロイロに惹かれていたんだと理解しました。
    そして思いがけず、僕が渓流で毛鉤を振っている理由と重なる部分が多い事に驚きました。

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著者プロフィール

1938年東京都生まれ。文化人類学者。東京大学大学院修了、大阪大学で博士号取得。東南アジアをはじめ各地でフィールドワークに従事。元文化庁長官、大阪大学名誉教授、前国立新美術館館長。主な著書に、『儀礼の象徴性』(1985年、岩波書店、サントリー学芸賞)、『「日本文化論」の変容』((1999年、中央公論新社、吉野作造賞)などがある。

「2023年 『佐藤太清 水の心象』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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