近世日本国民史 維新への胎動 下: 文久大勢一変下篇 (講談社学術文庫 1258)
- 講談社 (1996年11月1日発売)
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- Amazon.co.jp ・本 (455ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061592582
作品紹介・あらすじ
文久二年十月、正使三条実美、副使姉小路公知の両勅使東下。将軍家茂と相見し、攘夷実行、親兵選貢を旨とする勅書を授くるに、家茂勅諚奉戴の答書をたてまつる。巷間、志士による私刑横行し乱世の兆し顕著にして、幕威ますます墜つ。一方、幕府を通ぜず諸大名に直接命令を下されるがごとく朝権一層伸張し、天皇親政の実を半ば現呈せんとする形勢。今や「尊皇攘夷」は思想でなく現実となり来った。