唐詩 (講談社学術文庫)

著者 : 村上哲見

• 講談社 (1998年11月10日発売)

作品紹介・あらすじ

中国古典詩の最高峰といわれる唐詩。本書では、唐詩が作られた七世紀初めからの約三百年間を初唐・盛唐・中唐・晩唐の四つの時期に分け、それぞれの時代状況と詩の関係を考察する。

感想・レビュー・書評

[yuki1024さんの感想 · 2013年8月27日]

李白の古詩を本棚に入れたくて。

ページに趣はないけれど、文庫で手に入ったので満足。

[pumitoさんの感想 · 2010年6月12日]

文庫ですよ。
李白とか杜甫とかのあれです。
唐時代の様々な詩人について書かれており、、また、詩もいくつか紹介されています。
唐詩にいたる以前の、文学的な流れや、詩人についてのバックボーンもかかれてあって、概説書としてとてもいい書籍です。
文章も読みやすくて、私のような鳥頭にも優しい作り。大助かりです！
最後に唐詩の法則まで、丁寧に記されています。この辺は理解しがたいですけれども。
この本で李賀という詩人に興味を持ち、検索かけたら岩波文庫で出版されていました。
やったと思ったのもつかの間、ほぼ絶版状態で、アマゾンの中古でも２０００円以上した…がっくし。

著者プロフィール

1930-2022年。中国大連生まれ。京都大学文学部卒業。文学博士。京都教育大学、奈良女子大学などの助教授・教授を経て東北大学名誉教授。恩賜賞・日本学士院賞受賞、瑞宝中綬章受章。主著に『三体詩』『宋詞の世界』『宋詞研究』『陸游』『蘇州・杭州物語』『中国文人論』『中国の名句・名言』『漢詩と日本人』『中国文学と日本 十二講』、学術文庫に『科挙の話』『唐詩』がある。

「2022年 『漢詩の名句・名吟』 で使われていた紹介文から引用しています。」