プラトンの呪縛 (講談社学術文庫)

著者 :
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061594654

作品紹介・あらすじ

第一次世界大戦後に訪れた民主主義の危機のなかで「精神の国の王」として甦り、さらにはナチズムにも利用された西欧思想の定立者・プラトン。彼は理想国家の提唱者なのか、全体主義の擁護者なのか。プラトンをめぐる激しい論戦を通して二十世紀の哲学と政治思想の潮流を検証し、現代に警鐘を鳴らす注目作。

感想・レビュー・書評

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  • プラトンの思想をめぐり、20世紀の政治哲学がそれといかなる距離をもったものであったかを分析しています。私が読んだ当時は単行本でしたが、今では文庫本になって入手し易くなっていますので、政治哲学に関心ある方には是非お薦めです。

  • 東大総長を勤められた佐々木毅氏によるプラトン研究の書。哲人政治を提唱し、民主制を痛烈に批判したプラトンが全体主義の祖として位置づけられた20世紀の思想を再考する。

  • 『ぼくらの頭脳の鍛え方』
    書斎の本棚から百冊(立花隆選)62
    政治学・法学
    プラトンの『国家』への解毒剤。

  • プラトンをめぐる現代政治思想の変遷。

  • 知的な世界が広がっていた。

  • テーマは20世紀の哲学と政治の交錯である。

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著者プロフィール

1942年、秋田県に生れる。東京大学法学部卒業。東京大学法学部教授、東大総長を歴任。東京大学名誉教授。専攻、政治学史。著書『プラトンと政治』『近代政治思想の誕生』『現代アメリカの保守主義』など。

「2014年 『情念の政治経済学 〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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