一日一禅 (講談社学術文庫)

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  • 講談社
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061595989

作品紹介・あらすじ

明鏡止水、照顧脚下、松に問え菊に聴け、独坐大雄峰。禅者が自らの存在をその一句に賭けた禅語。それは幾百年にわたり、師から弟子へと伝えられ続けた禅の精髄である。詩境を心ゆくまで味わう雅趣豊かな句から、命がけの修行の果てに吐き出された血のにじむ句まで。一日一句、僧堂を訪わずして参禅できるよう配された、含蓄豊かな紙上公案・解説集。

感想・レビュー・書評

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  • 著者:秋月龍珉(1921-1999、宮崎市、仏教学)

  • ◆きっかけ
    原担山の女性をかついで川を渡る話を知り、その話が載っている本をAmazonで検索したところ引っかかって。2016/8/30

  • [ 内容 ]
    明鏡止水、照顧脚下、松に問え菊に聴け、独坐大雄峰。
    禅者が自らの存在をその一句に賭けた禅語。
    それは幾百年にわたり、師から弟子へと伝えられ続けた禅の精髄である。
    詩境を心ゆくまで味わう雅趣豊かな句から、命がけの修行の果てに吐き出された血のにじむ句まで。
    一日一句、僧堂を訪わずして参禅できるよう配された、含蓄豊かな紙上公案・解説集。

    [ 目次 ]
    柳緑花紅―日本の禅者の機縁1
    照顧脚下―日本の禅者の機縁2
    無孔の鉄鎚―中国の禅者の機縁1
    滴水滴凍―中国の禅者の機縁2
    冷暖自知―公案体系1
    灰頭土面―公案体系2
    不立文字―『碧巌録』の公案1
    教外別伝―『碧巌録』の公案2
    直指人心―『碧巌録』の公案3
    見性成仏―『碧巌録』の公案4〔ほか〕

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • 禅の公案を、その背景から説明している。解答は書いてありませんので解答が欲しい人にはおすすめできません。禅に興味がある人ならばそれで納得のはず。

  • 366の訓話のうち4つくらいしかピンと来なかった(ピンと来たってのも果たして正しく理解できてるのかどうか…)。禅問答の禅問答たる所以。人生経験と教養を重ねて再読してみたい。

  • 禅の悟境は不立文字とされるが、幾百年の間に残された数多くの禅語の味わい深さは、門外漢をも惹きつけてやまない。大悟に到るために修行者が挑む公案、本邦や中国の禅者が残した言葉などを、禅者のエピソードを交えながら紹介する。一日一話分を平均1ページ弱にまとめ、これを一年分読み進めてゆくことで、禅の世界を垣間見た気にさせる。

  • 秋月龍?氏は、さすがに凄いと思う。これだけの数の禅の公案を集めてまとめて解説してあるのはまさに英知の凝縮。ただし公案の答えは自分でつかみ取るしか無い。例によって学術文庫特有の巻末の索引も便利。

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