M(ムウ)W(1) (手塚治虫漫画全集)

著者 :
  • 講談社
4.02
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本棚登録 : 326
感想 : 35
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061759015

感想・レビュー・書評

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  • 手塚作品の中でも最強・最恐・最狂な主人公ではないでしょうか。
    いろいろな問題提起はされてはいて、面白かったですが、個人的には終わり方が好きな方ではないです。
    なんだか不完全燃焼なんて言ったら、手塚先生に失礼極まりないですが、仮にもっと時間や余裕、あと彼の言う何かがあれば、作者はどう描いたんでしょうか。
    すごく個人的意見ですが、目黒刑事がとても気になりました。
    何でしょう、あの雰囲気。
    映像化されるようですが、あまり忠実を期待しないほうがよさそうです。
    異色とはいわれていても、手塚作品らしい面白みがあったと思います。
    えらそうなことを言っていますが、読み終わった私自身もすっきりしていません。
    何がなんだか。

  • 連載当時はホモのシーンや残虐シーンに驚いた。手塚治虫本人もいわく、政治の重層的な悪を描ききれなかったという点は確かに思うが話は面白く映画にしようとするのもわかる。手塚マンガはテーマ以上にストーリーなんだなと思う。

  • ちょっと、いやかなり危険な香りのする凶悪犯のお話。
    玉木宏さんが主演で映画化するんだったかな?
    個人的には主人公も神父さんも凄い好きです……人間それぞれにそれぞれにしか持ち得ない苦悩というのが必ずある、それでもそれを乗り越えられるかどうかというのもまた人間それぞれに様々なもの、という色が強いです。
    ぽんぽん人が殺されていくのだけが少し虚しかったかなー……でも面白かった。

  • この頃の絵は本当にいいですね。粘っこいのと後年のペンタッチが同居していて・・・
    同性愛、麻薬、獣姦、大量殺人、誘拐殺人、猟奇殺人、毒ガスともう
    お好きな方にはたまらないカテゴリがすべて盛り込まれていて、
    もちろんアン・ハッピーエンドというぬかりなさ。手塚先生の上品さが
    これでもかと炸裂しています。品性下劣な人間が、己の欲望のままに
    描いたものだったら、たちまち発禁だったでしょうね。

  • この頃の絵は本当にいいですね。粘っこいのと後年のペンタッチが同居していて・・・
    同性愛、麻薬、獣姦、大量殺人、誘拐殺人、猟奇殺人、毒ガスともう
    お好きな方にはたまらないカテゴリがすべて盛り込まれていて、
    もちろんアン・ハッピーエンドというぬかりなさ。手塚先生の上品さが
    これでもかと炸裂しています。品性下劣な人間が、己の欲望のままに
    描いたものだったら、たちまち発禁だったでしょうね。

  • 1〜3

  • 最高すぎる

  • 黒手塚作品の傑作のひとつ。どぎつい描写と結城の残虐性(よく言われている通り、結城は『MONSTER』のヨハンのモデルのような男です)が怖すぎの、いわゆるピカレスク作品です。若くして読んだらトラウマにすらなるのではないでしょうか。僕は中学生のときに地元の図書館から借りて読んだのですが、それはそれは衝撃でした。

    救われない男たちの救われないドラマです。

  • 手塚治虫を知らない人はいないだろう。でもこの本を知ってる人は少ないだろう。同性愛表現あり。

  • 美知夫。

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著者プロフィール

1928年、大阪府豊中市生まれ。「治虫」というペンネームはオサムシという昆虫の名前からとったもの。本名・治。大阪大学附属医学専門部を卒業後、医学博士号を取得。46年、『マアチャンの日記帳』でデビュー。幅広い分野にわたる人気漫画を量産し、『ブラックジャック』『鉄腕アトム』『リボンの騎士』『火の鳥』『ジャングル大帝』など、国民的人気漫画を生み出してきた。

「2020年 『手塚治虫のマンガの教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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