εに誓って (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1718
感想 : 205
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061824850

作品紹介・あらすじ

山吹早月と加部谷恵美が乗車していた東京発中部国際空港行きの高速バスがジャックされた。犯人グループは、都市部に爆弾を仕掛けたという声明を出していた。乗客名簿には《εに誓って》という名前の謎の団体客が。《φは壊れたね》から続く不可思議な事件の連鎖を解く鍵を西之園萌絵らは見出すことができるのか?最高潮Gシリーズ第4弾。

感想・レビュー・書評

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  • 山吹早月と加部谷恵美が乗車していた東京発中部国際空港行きの高速バスがジャックされた。犯人グループは、都市部に爆弾を仕掛けたという声明を出していた。乗客名簿には<イプシロンに誓って>という名前の謎の団体客が。<ファイは壊れたね>から続く不可思議な事件の連鎖を解く鍵を西之園萌絵らは見出すことができるのか?最高潮Gシリーズ第4弾!
    出版社/著者からの紹介 より

    生きていることと、死んでいることの境は何か、それはどこにあるのか.
    もう少しで死ぬ、という状況下で、生きたいと思う核となるものは何か.
    「接触」という物理的な行為が身体に及ぼす影響は大きい.
    人間の体は熱く、熱さを感じることが心に影響を及ぼすこともある、のであるなぁ.

  • 最後の方だけ2回読み直しました。
    最近、なんかこのシリーズマンネリ化してる?と思っていたところに、バスが舞台になる事件。
    そして、トリックにやられたぁ。

  • 再読。Gシリーズ第四弾。今回はジャックされた高速バスが舞台。単純なトリックといえばそうなんだけど読んでいる時はわりと気付けないんだよなぁ。今作はトリックを覚えていたので違和感のある個所を拾いながら再読することができた。Gシリーズは詩的な傾向がちょっと強めな気がしているがこの作品は特にその雰囲気が強い気がする。

  • 初読
    2014.11.13

    再読。叙述トリックが素晴らしく、最後の最後まで騙された。時系列が少しあやふやで、バス内の雰囲気も異質、乗客の独白も多かったため一つの雰囲気にのまれてしまった。なので終盤のバスから降りた描写には愕然。流石に、ここに答えがあるのだと気付いたけども。初読で高評価をつけていたのに忘れていたなぁ。恵美ちゃんの優しさだったり、山吹さんの頼りになるところだったり、ずっと起きている海月くんの情の深さだったりが垣間見れて良かった。

  • シリーズらしいが(他のも持ってる)
    一個一個にそこまでつながりがないので、
    毎回毎回楽しめる。

    今回は山吹と加部谷の乗っていた
    バスがハイジャックされた!

  • バスジャックされた中に加部谷と山吹が乗り合わせるという状況。

    謎が明かされてから、誰がどちらなのか確認しながら読み直し。
    εとバスジャックは関係ないよね?たまたまバッティングしただけっぽいんだが、実は掌の上だったとかになるんだろうか…(さすがにそれはないかと思っているけど)

  • 既読
    文庫版

  • 今回の展開は微妙。。。
    でも叔母様始まったな・・・

  • このシリーズは1作を除いて全部読んだ。残りの1作もどうせ同じ手法であろうから犯人も判明しないし動機もわかってないのだろう。

    どうも消化不良を起こさせる作品群ではあるが、内容はほとんど共感する。

  • Gシリーズ34冊め。
    加部谷と山吹の乗ったバスが低姿勢な犯人にバスジャックされ、
    それと同時にεのサイトメンバが集まってバスに乗って集団自殺しようとしている、
    という話が流れる。

    いやあ、騙された。
    炎上した際には「え、うそ?」と驚きつつ、森さんならそういう展開のあるのかもしれないと思って読んでしまった。

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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