- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061825123
感想・レビュー・書評
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あんまりドキドキ感無く読む進めていたが、下巻からのいろいろ判明してラストまで走り抜ける。感動。
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下巻では、一気に物語が展開。
それぞれの人物像がはっきりと浮かび上がり、さらに惹き付けられた。
最終章では、コーキの想いに感情移入し過ぎて、一緒にドキドキしたり喜んだり…と忙しかった。
辻村深月さんの多くの作品と同様、物を創り出す人へのリスペクトが随所に感じられたところも良かったなぁ。
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上下3.7
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下巻読了
隠されていた事実を含め、上巻で散りばめられた様々な謎が怒涛のように解き明かされていく後半は読み応えあり。最終章の着地の仕方は見事であり、後味の良い読後感だ。
一方で、謎の一部はホワイダニットの観点で腑に落ちない所もあり、全ての伏線がスッキリと回収されたとは言い難い。“現実には到底ありえなそうな、夢のような話”と言われればそれまでだが。
「凍りのくじら」のとある登場人物が、ちょい役で出てくるのは、辻村ファンには微笑ましいサービス。「凍りのくじら」を読んだ後に本書を読むのがオススメ。個性的なキャラクターが数多く出てくる青春物語なので、映画化かドラマ化されると面白そう。 -
よかった
環がずっと苦手なタイプだと思ってたけど
ラストに向かっていくにつれて
彼女の魅力がわかっていったし
彼女はそうするしかなかったんだなと
最後のコーキのエピソードで理解できた
愛に溢れた環もコーキも人間性が素敵 -
伏線が怒涛に回収されて、一気に面白くなった。
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やはり辻村深月という作家は凄い
夢を持つ若者が同巣立つのだろうか、ワクワクしながら読み進めた
このような落とし所になるのかと、少し感動
新人の頃の作品だが、最近の作品と遜色無いと私は感じた -
全員の関係性や裏の顔がわかるにつれて鳥肌が立った。
ここに出てくる登場人物で一番は決められない。それぐらい全員が魅力的だ。全員が溢れんばかりの才能を持っていて主役級。