終焉の詩 フェンネル大陸 偽王伝 (講談社ノベルス)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061825208

感想・レビュー・書評

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  • 強国シスタスがソルド王国を再び侵略――最悪の報せが偽王フェンベルクに齎(もたら)された。小国に残る友を救うため、戦いと恐怖の連鎖を断ち切るため、彼女は全ての元凶シスタス皇王がいる地へ。だが辿り着いた敵の中枢部で見たのは、強国が隠し続けた闇と思いもよらぬ人物だった!!「フェンネル大陸 偽王伝」シリーズ完結編!

  • フェンネル大陸シリーズ7冊目。
    ローゼン女王のくだりは、ちょっとご都合主義?と思いましたが、ハッピーエンドなら良いかな!
    「偽王伝」は完結ですが、フェンの旅はまだ続くようです。

  • 偽王伝読了。
    一巻を思い起こせばフェンは変わったなあと思うよ。本質的には変わっていないのだろうけど、周りを見ることができるようになったのはよいことだろうと思う。それに人と関わること、彼女の心が望むこと。
    まだある秘密は次のシリーズでなのかな。

  • 強国シスタスがソルド王国を再び侵略。
    最悪の報せが偽王フェンベルクにもたらされた。
    戦いと恐怖の連鎖を断ち切るため、彼女はシスタス皇王がいる地へ。
    だが、敵の中枢部で見たのは思いもよらぬ人物で…。
    シリーズ完結編。

  • 第一部、完。やけにあっさりと終わってしまったなぁという感は否めませんが、フェンの目的は世直し行脚ではなく世界を見ること。あくまでも一旅人に過ぎず、英雄に祀り上げられたり、王になったりという道とは違うことを考えればこの終わり方が必然だったともいえます。シスタス皇王の心の内とローゼル急逝の真実は前作に引き続いてこんなに甘ちゃんで良いの?と思いつつも、性善説こそが「フェンネル大陸」の持ち味なんですよね。フェンを捨てたストライフにもそれなりの事情が隠れていそうです。

  • イーターとサチが個人的に不可解だったけど、なんか良い終わり方だったなぁ~…と思ったら、フェンの旅はまだ続くそうです
    なんとなく、親しい人ができても根をおろさない自由さに憧れる。
    反面、フェンとみんなのやりとりをもっとずっと見ていたい…特にロカとアシュレイー
    矛盾もあるけど、次のシリーズ?もたのしみ♪

  • 偽王伝最終巻、祖国より訳も判らず追放されたフエンベルク、たくさんの友が出来、さまざまな国での活躍の結果、偽王と呼ばれ、悪政と戦う姿、どんどん成長する様が頼もしい。第2章が楽しみ。

  • 「フェンネル大陸偽王伝」シリーズ最終巻。
    色々あったこのシリーズも終わった・・・
    すべてハッピーエンドって感じです。
    前の巻は悲しくて切なかったのに(^_^;)
    ちょっと都合良すぎじゃない?って感じもありますけどね。
    まあ、ハッピーエンドは嬉しいので良かったですけど(^v^)

  •  フェンネル大陸偽王伝完結。

     リアルタイムで発売している時期から作品は知っていましたが、装丁がきれいだなと思いながらも手を付けられないでいたものでした。一巻二巻が文庫化したのを機にフェンの旅路を、古の世界を見てみることにしました。
     この作家さんの作品は読んでいて面白い、と思えるのに、なぜか最初の一ページを開くのを躊躇ってしまうことがあります。薬屋シリーズのときもそうでした。それは多分、この人が書く世界が人々がすごく質量をもっているから、重く感じてしまうのだと思います。うまく言葉にはできませんが、そんな感じなのです。それでも、それまで読まなかったことを後悔してしまうほど、良いとも思えます。

     勧善懲悪、善悪の線引きをするのではない、人々の色々なものとの葛藤、戦いが、ただ楽しませるだけのファンタジーではなく、この作品の魅力の一つなのだろうと思います。きっとこんな薄っぺらな言葉ではない魅力に満ちています。

     真勇伝に引き継がれたフェンの旅路。私はまだ途中でありますが、ちゃんと最後まで見届けようと思う。

  • アシュレイの帰還、双貴の決意、7年前の真実と、目まぐるしいけど凄く丁寧に描かれていて、引き込まれる様に読んだ。
    ラストの展開はちょっとご都合主義っぽかったけど、ハッピーエンドで胸に温かい気持ちがこみ上げてきた(泣)

    ……しっかし、フェンネル読んでてジョジョの名言が出てくるとはなあ(何)

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著者プロフィール

茨城県出身。芝浦工業大学工学部機械工学科卒業。1999年『銀の檻を溶かして』で第11回メフィスト賞を受賞しデビュー。著作に、デビュー作を始めとする「薬屋探偵」シリーズ、「ドルチェ・ヴィスタ」シリーズ、「フェンネル大陸」シリーズ(以上、講談社)などがある。2019年5月に「うちの執事が言うことには」が映画化された。

「2023年 『雨宮兄弟の骨董事件簿 2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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