鍵穴ラビリンス (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 42
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061826175

作品紹介・あらすじ

ご存知ですか?物語は圧縮すると結晶になるのです。ここに収められたのは56の短い物語。一つ一つは小さく、だけど、それぞれがキラキラ輝いています。ほら、鍵穴からそっとのぞくと、そこには目もくらむラビリンスが!伝説のショートショート作家・星新一氏の遺志を継ぐ、稀代の異才・江坂遊の新作ノベルスついに登場。

感想・レビュー・書評

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  • ショートショートストーリーのホラー系

  • 星新一の弟子と聞いて読んでみたが、星テイストというよりは雰囲気や文体は多種多様。

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    ご存知ですか? 物語は圧縮すると結晶になるのです。ここに収められたのは56の短い物語。一つ一つは小さく、だけど、それぞれがキラキラ輝いています。ほら、鍵穴からそっとのぞくと、そこには目もくらむラビリンスが! 伝説のショートショート作家・星新一氏の遺志を継ぐ、稀代の異才・江坂遊、ノベルスについに登場!!
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    これぞショートショートである。さらっと描かれている世界が、とてつもなく怖かったり、背筋が凍るようだったり。ほのぼのさせてくれるのかと思いきや、ラストですとんと落とされたり。この短さの中によくぞこれだけの要素が入るものだと感心させられる。まさに、ショートショートのエッセンスがぎゅぎゅっと詰まった一冊である。

  • ショートショート。
    数行で終わるものから、数ページにわたるものまで種々様々。

    よく考えるとあれ?となる話とか、気づくとおおーとなる話とか投げっぱなしの話とか。
    まさにショートショート。

    どうでもいいことだが、私は星進一作品を読んだことがない。
    多分。

  •  星新一氏が後継者と認めた作者のショートショート55編。
     「仕掛け花火」よりこちらの方が完成度の高い作品が多い気がして、好き。文体も読みやすくなっている。ショートショート好きなら一読して損はないと思う。

  • 求むっ切れ味!!

    星新一の弟子らしいが、弟子って言ったら師匠可哀想!
    てぐらいナマクラにオチる。
    短編は切れ味あってこそなのに無意味に説明長かったり、
    星新一なら2行で書いただろうっていうラストに
    1ページ使ったり、……なんとも短い話が多いのに
    見事なまでに話がオチず。後書もイラッとするくらい
    星新一臭を芬々とさせ……。
    そこは一言、星先生がいなかったら僕はいません。それだけでいいんだよ!!

    ぜひ読んでみてください。
    ナマクラ感が味わえます。

  • 一編数ページ(短いものは数行)のショートショート集
    さっくり読めます。
    でもね、なんか「食い足りない」って感じ。
    残念!

  • 「異形コレクション」に収録されたものがおもなショートショート集。ほんわかする話、ぞくりとする話、さまざまです。バラエティに富んでいて楽しい一冊。一つ一つは短い短い話だけれど、充実感はぎっしり。おなかいっぱい大満足です。
    お気に入りは「トロピカルストローハット」。実は一番怖い話なんだけど。なんだかポップでユーモラスなんだよねえ。

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著者プロフィール

一九五三年、大阪生まれ。「星新一ショートショートコンテスト‘80」で「花火」が最優秀作に選ばれデビュー。星新一に師事し千篇以上の作品を執筆。近刊『花火』『無用の店』(以上、光文社文庫)はその傑作選。主な著書に、『仕掛け花火』『ひねくれアイテム』『鍵穴ラビリンス』(以上、講談社ノベルス)『あやしい遊園地』『短い夜の出来事』(以上、講談社文庫)『小さな物語のつくり方』『きまぐれラボ』『チョコ★ド』(以上、樹立社)など。

「2016年 『30の神品 ショートショート傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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