≠の殺人 (講談社ノベルス)

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  • 講談社
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061826946

感想・レビュー・書評

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  • 石崎&女子高生助手たちの会話は面白いし、このチームの話をもっとたくさん読みたいと思う。ただ、ミリア&ユリ、仁美のうち、助手は一人欠けても良かったんじゃないかなと思える。あと、美冬と美雪が名前が見ていることもあり、だんだんどっちがどっちか分からなくなってしまった。

  • ミリユリ、仁美、石崎さんが飽きもせずに孤島で殺人事件に遭遇する、お馴染みのシリーズ。『復讐者の棺』に続いて今作でもDNAを主題とし、最新の科学捜査とミステリの王道・双子トリックとを組み合わせるという、意欲的な試みが為されています。事件の真相、タイトルに込められた意味は存外重いですが、4人の会話漫才によってシリアス成分随分と軽減させられているのが何よりの救い。そして、まさかの石崎age。実際、ミリアか仁美なら、何だかんだ言いつつも石崎さんと結婚してくれそうな気がするのは自分だけでしょうか?

  • ミリア&ユリ(と石崎さん)シリーズ。色々設定が勿体ない気がするけどな〜。これはこれで嫌いじゃない

  • ミリア&ユリシリーズ5作目。
    お約束通り孤島に行って閉じこめられた中での殺人。
    相変わらず石崎さんへの風当たりが酷いです。おもしろいけど。
    今回は仁美が本格的に参戦してツッコミにキレがでてきたのでは。
    真相もミリアがたどり着いているし、石崎さんの影が薄くなってきている気がする。。。

    トリックについては、ちょっと安易な感じが。。。
    中途半端に落とした風に思いました。

    また今回も殴られオチ。
    これからは定番になるのだろうか。。。

  • ■沖縄本島沖の孤島―水波照島にあるヒラモリ電器の保養所で開かれたクリスマスパーティー。大手企業の御曹司・平森英一が主催するとあって、会には有名スポーツ選手や俳優などの豪華な招待客が名を連ねていた。そんな宴の夜、惨劇が!人気プロ野球選手、井沢健司が無残な死体となり発見されたのだ。その後、連鎖し起こる不可能殺人。事件の背後にある深い闇に迫る。絶海の孤島に住む双子の姉妹、断崖の上の怪しげな建造物、連続殺人事件勃発率99.9…%。オヤジギャグを愛す女子高生コンビ(ミリア&ユリ)が難事件に挑む。

    ■■それほど間をおかず続編。相変わらず漫才三人組でしたでも事件に関してはすごく薄い印象しかなかったのが残念。

  • ボケとツッコミの応酬でひたすら話が展開していくミリア&ユリシリーズの黄金パターンで、今回も安定したクオリティ。
    ようやく、この作者の持ち味が理解できてきた(慣れただけか?)のか、今作は今までで一番楽しめた。
    土砂崩れにより孤立した建物、一卵性双生児、肉体の一部を持ち去られた死体、連鎖して起こる殺人、と本格王道のガジェットをちりばめた舞台設定が私の好みだったせいもあるのかな。
    今なら、読了してきた過去作品ももうちょっと楽しめそうな気がします。

  • このシリーズ笑えます。
    でもちょっと物足りない。。

  • 双子の姉妹と家族の住む島。
    折からの雨と土砂崩れにて島からは出られなくなった。
    沖縄の実質、孤島にて猟奇殺人が発生。
    左耳・左手首・左胸から腹までの皮
    そして左足の指が切り取られている。
    誰が殺した?なぜ殺した?なぜ猟奇的な方法で?

    作者と同じ名前の石崎が一応は主人公。
    だが結局は女子校生ミリアとユリ、そして仁美の3人による
    ボケボケ本格推理小説(?)

    ガンダムのネタでボケ、女風呂覗き容疑でボケ、とりあえずボケ倒す。

    200ページちょっとの分量で、なんか90ページぐらいは
    事件が起きなかった気がする。
    それも作者の持ち味(?)

    ユリミリのコンビに仁美に石崎。
    どこまでもボケて、そしてどこまでも本格派。

    このシリーズ、好きだなぁ。

  • 女子高生たちのカツヤク。シリーズを途中から読んでしまいましたが、あまり支障なくて良かったです。
    孤島の殺人事件なのにすごく軽い(笑) そこが味でしょうか。

  • 石崎と女子高生ミリア&ユリのやり取りを楽しむ物語。
    2時間ドラマ化されるまで頑張って下さい!!

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著者プロフィール

埼玉県生まれ。東京理科大学理学部卒業、某化学メーカー勤務。『日曜日の沈黙』で第18回メフィスト賞を受賞。著作は他に『あなたがいない島』、『長く短い呪文』、『袋綴じ事件』、『復讐者の棺』、『≠(ノットイコール)の殺人』、『記録の中の殺人』、『皇帝の新しい服』(いずれも講談社ノベルス)、『首鳴き鬼の島』(東京創元社)がある。

「2013年 『鏡の城の美女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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