熱風大陸: ダーウィンの海をめざして (講談社文庫 し 32-3)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061849044

感想・レビュー・書評

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  • オーストラリアを男だけで、四輪駆動車で突っ走り、縦断してしまった話。
    私は旅行が好きですが、さすがにオーストラリアを車で縦断したいとは思わないです。
    そんな元気な事をしてしまう、ついでに仕事にしてしまう、さらには関係者を連れまわして食わしてあげてしまう、椎名さんに脱帽です。
    ある意味、尊敬します。

  • 「椎名誠」の『熱風大陸―ダーウィンの海をめざして』を読みました。
    『ギョーザのような月がでた』に続き「椎名誠」作品です。

    -----story-------------
    熱気70℃、死の灼熱以外何もないオーストラリア砂漠。
    アラン・ムーアヘッドの『恐るべき空白』に魅せられたぼくたち、あやしい探険隊は、4WDを駆ってアデレードからダーウィンをめざして内陸縦断の旅に出た。
    見わたすかぎりの地平線、これこそ狂気的広大の極北。
    なんだか熱い胸さわぎがしてこないか?
    -----------------------

    やっぱ「椎名誠」作品って、紀行モノがイイですねぇ。
    読んでいると一緒に旅をしている感じがしてくるんですよね。

    赤い砂漠を四駆で縦断ですよ。
    そんな旅に憧れてしまいますねぇ… でも、蠅の多さ、しつこさ、性質の悪さには耐えられそうにないですね。

    本書によると、

    『強引で陰険で獰猛でしつこく、無遠慮でずる賢い、という恐るべき性格をしており、たいていいつも汗のしみでたシャツの背中のあたりに常に百匹ぐらいがとまっており、そこから絶えず数十匹が飛び立っては顔方面にまわりこみ、主として目と口と鼻の穴のまわりをぶんじゃがぶんじゃがと攻めまくり、疲れると背中に回ってひと休みする』

    とのこと。

    こんなのに纏わりつかれたらかなわんなぁ。

    行ってみたいけど、、、
    もし、行こうと言われても、ちょっと躊躇しそうですね。


    オーストラリアって、ワラビーズ(ラグビー)と豊な森、青い珊瑚礁のイメージしかなかったけれど、本作品を読んで、改めてオーストラリアの自然の多様さを感じさせられるとともに、認識を改めさせられましたね。

    衝撃だったのは原住民アボリジニの食文化。
    慣れなのかもしれないけど、カエルや蛾の幼虫等を生で食べる食習慣には馴染めないだろうなぁ。

    でも考えてみるとナマコを食べる日本人を外国人が理解できないのと似たようなモノかな。
    やっぱ食文化は慣れなんだろうなぁ。

  • 1998年1月30日読了。

  • 昔、始めて手にしたシーナ本。
    なんだかエネルギーと暑さと砂埃に満ちてる。

  • どうでしょう関連で読んでみた。

    最初はよみにくいなぁと感じたけれど

    いい作品。

    旅の醍醐味を教えてくれる作品。

  • 椎名誠のオーストラリア縦断記。
    オーストラリアの乾いた砂漠で休憩のたびにビールをグビグビやってる写真が印象的。車なのに。
    いつかはオーストラリアで中古の4WD買ってぐるっと回って売ってしまうという旅をしたい。

  • オーストラリアの南に位置するアデレードからてっぺんに位置するダーウィンまで「あやしい探検隊」はたくましく旅を続けていきます。「熱風大陸」ってタイトルがいいですね。本当にそうだ。灼熱の太陽の下、一筋縄ではいかない手強い大陸です。

    私は彼らがめざしたダーウィンに昔1年程住んでいたのもあって、この本には特別な思い入れがあります。トロピカルな気候、インドネシアとの間にあるティモール海の眺め、ブーゲンビリアの花があちこちに咲いている道、少し車で走ると見えて来る赤土の大地など今でも目に浮かびます。

  • 2009.2.28読了

  • オーストラリアを縦断しながらビールばっかり飲んでる。
    いいね。真似したい。

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著者プロフィール

1944年生まれ。作家。1988年「犬の系譜」で吉川英治文学新人賞、1990年「アド・バード」で日本SF大賞を受賞。著書に「ごんごんと風にころがる雲をみた。」「新宿遊牧民」「屋上の黄色いテント」「わしらは怪しい雑魚釣り隊」シリーズ、「そらをみてますないてます」「国境越え」など多数。また写真集に「ONCE UPON A TIME」、映画監督作品に「白い馬」などがある。

「2012年 『水の上で火が踊る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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