名もなき道を 上 (講談社文庫 た 45-7)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (386ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061850224

作品紹介・あらすじ

ただ1人、四高時代の教え子の中にどうしようもなく破滅的に見える男がいた。退職した教授吉松は、卒業後20年も司法試験を受け続けてきた槙山の、壮絶な人生の謎を追っていく。病院長の息子で、無器用に人から非難され奇行の限りを尽しながら、なぜか人の心に大きなものを残した男の青春。柴田錬三郎賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4061850229
    ── 高橋 治《名もなき道を 198805‥ (上)講談社文庫》
     

  • 「今の、この時間が大事なんだと思ったり、そんなことさえ意識しないで、一瞬一瞬に流されたり、振返ってみると、どうして、あの時、立ちどまらなかったのかと思うことばっかりなんです」

    あの時のことを考えると、無限地獄に陥る。あの時こうしていれば、ああしていれば、と。
    かけがえのない人生。人間は今を大切に生きることのできない生き物だって、何かで読んだな。
    (2012.8.15)

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著者プロフィール

1929年千葉県生まれ。小説家・劇作家。1983年『釣師』で直木賞受賞。

「2016年 『松尾芭蕉 おくのほそ道/与謝蕪村/小林一茶/とくとく歌仙』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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