十字路に立つ女 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 124
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (398ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061851030

作品紹介・あらすじ

慢性腎不全を患うみずえに不審な生体腎移植の話が持ちあがった。時を同じくして起きた、みずえの実家、神田の古書店に対する地上げ攻勢、婦女暴行魔の脱獄、そして何者かの影に怯える美しいスペイン研究者・理絵…。神田界隈を背景に私立探偵・岡坂神策が錯綜する謎に挑む。大人のミステリー。ハードボイルド長編。

感想・レビュー・書評

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  • ハラハラドキドキで展開が速く一気に読める。

    一番良いのは、台詞が面白いこと。少し気障な感じがして最初馬鹿っぽく思えたが、慣れるとこの台詞が楽しい。

    二番目に良いトコは、正義が居ないこと。誰でも正義と悪の両面を持ち、良い人が悪いことをするという話。ただ、そのため、好人物が現れないので、魅力的な小説にはなりえない。

  • 主人公 岡坂と友人たちとの掛け合いがウィットに富んでいるが全体的に古〜い感じは否めない
    内容は、腎移植を中心に強姦殺人、覚せい剤、御家騒動、地上げと色んな要素が絡み合って最後に解けるミステリー
    面白くないとは言い切れないが、オススメ!とは書けない

  • 静かな音楽をバックに読み耽っていたい話☆派手な展開じゃないのに目が離せない~

  • このシリーズは最初から読んでるけど、今のところこれが一番面白い。
    たぶん今回は映画もスペイン内線も深く触れていなくて、人と接してるシーンが多かったからだと思う。
    岡坂の話し方が読んでいて楽しい。実際にそんな話し方されたらイライラしちゃうかも知れないけど。
    バラバラだと思っていた案件が一気にまとまって、読了後はスッキリした気分になった。

  • 岡坂シリーズの中でも大人のミステリ。スペイン関連であり花形理絵との関係も面白く今後に期待出来る作品。
    岡坂シリーズではないが、後日談として斜影はるかな国も気になった。

  • 読んで損はしません。

  • 百舌シリーズでファンだったため読んでみたがなにが面白いのか、これがハードボイルドなのか?!と不思議だった。残念

  • 岡坂神策シリーズ。生体腎移植、地上げ、麻薬等色んな問題も内包しつつ。
    (読了'07/04)

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著者プロフィール

逢坂剛
一九四三年、東京生まれ。八〇年「暗殺者グラナダに死す」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。八六年に刊行した『カディスの赤い星』で直木賞、日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞をトリプル受賞。二〇一三年に日本ミステリー文学大賞、一五年には『平蔵狩り』で吉川英治文学賞を受賞。「百舌」シリーズや「長谷川平蔵」シリーズなど著作多数。

「2022年 『最果ての決闘者』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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