- Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061856004
感想・レビュー・書評
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表題の侠骨記が1番面白かったと思う。二つの作品で管仲が出てきたが、これでもかと悪いやつに書かれていて、そんなだったっけ??と思いながら読破。
「管仲」を読んだのも随分前なので読み直そう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
百里奚、かっこいい。
60歳以降でも、人はどうなるかわからない。 -
文体がなじめない。
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春秋時代の知識が深くなりました。
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春秋時代は難解ですが、宮城谷さんの作品を読んでいるうちに、「あっこの人物は…」と自分の知識がだんだんとついてくる喜びを感じます。
「布衣の人」が特に良かった。伝説をつなぎあわせて素敵な物語になっている。
宮城谷氏の「管仲」「天空の舟」を先に読んでおくとより楽しめるのでは。 -
百里奚の話「買われた宰相」に関心があり読み始めましたが、一番良かったのは伝説の帝舜を描いた「布衣の人」。宮城谷先生の作品らしい爽やかで香気漂う作品でした。
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文化は一級ながら軍事は二級の大国魯の書生曹劌は、隣国斉との戦気が激しくなる中、若き英王同に見出され、軍略の才を存分に発揮する。
智謀の賢相管仲が牛耳る斉との、和戦両様の戦いが大詰めをむかえた柯の盟約の場で、曹劌がとった驚くべき策・・・・・
君臣のあり方と政治の理想を描く、中国歴史小説集。
歴史を多角的に見ることができる一冊です。
本のタイトルともなっている「侠骨記」、このエピソードは前出の「管仲」での公子小白時代の桓公のことや、桓公が中心となって開催した、柯における盟約の場でのエピソードなどを魯公・同(壮公)と曹劌主従の目線から読み解くことができます。
様々な視点から同一の出来事を見、そこで起きたことを理解するのが歴史小説の醍醐味とでもいいましょうか。
「買われた宰相」も面白いですね。秦の百里奚といえば管仲と並ぶほどの名宰相ですが、彼の前半生もまた明るいものではありませんでした。
本書に収められた4短編は、いずれも「仁」者を描いた作品と評することができ、「仁」という概念を理解する手助けとなって、読後さわやかな気持ちになれるお薦めの好短編集です。 -
2019/1/6
文字の無い頃から社会はあり、人々は生活していた。その頃の王はどんな感じだったのだろう。なぜリーダーは生まれたのだろう。 -
侠骨の意味がわかりました。
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時代と言うより、人物に焦点を当てた歴史小説。何となく「伝記」という感じがします。
一つ一つが短く、個人に焦点が当たっているために、比較的シンプルで読みやすい短編集です。
しかし、こういう話を読むと中国の歴史を知らない事に、我ながらいらつきますね。太公望なんて有名な名前が出てきても、何時の時代の人かピンと来ない。歴史年表でも作ってみようかと思います。