しろばんば (少年少女日本文学館18)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 54
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (414ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061882683

作品紹介・あらすじ

父母と離れ、伊豆湯ヶ島の豊かな自然の下に成長する少年! 異性への淡い慕情と故郷への郷愁をたたえた自伝的作品。

感想・レビュー・書評

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  • 井上靖の名前は知っていても本は一冊も読んでいなかった
    だから、しろばんばの意味から知らなくて
    はあ~ふう~んとまるで昔の次郎物語を読むくらいの気持ちで読んでいた
    しかしおもしろい。さすが、井上靖、読ませるね
    わがままなこうちゃ~のことも許せるような気になったよ

  • この作品との初めての出会いは、NHKの少年ドラマシリーズで夕方6時過ぎからやっていたように思う。
    父母と離れて伊豆湯ヶ島で祖母と暮らす洪作少年の日常を描いた心がきゅんとなるドラマだった。
    二回目の出会いは、なんと高校の国語教科書。
    たいがい、そんな作品は忘れるものだが、すごく印象に残った。
    長編のごく一部だけが掲載されていたのだが、ドラマでは小学生だった洪作少年が、中学生になっていたので原作をいつか読もうと思ったものだ。
    あっ!そうそう。
    台詞もひとつ覚えている。
    「若様ハ、イラシッタ」

    高校三年のときにこの長編小説を買うことが出来て、読み始めた。
    読み終わったのはおそらく5年後だったと思う。
    少しづつ気が向いたときに読んでいたものだから、そんなに時間がかかったのだ。
    推理小説やホラーならすぐに読んでしまったものを、これほどの時間をかけて読んだのは「レ・ミゼラブル」全4巻を読破したとき以来だった。
    作家井上靖の自伝的小説というわけで、このあとの続編があることを巻末の宣伝で知ったため、読みたくなり、またしても数年がかりで入手して(たまたま本屋で見つけたため買った。つまり忘れていたとも言う。)読むのだった。これまた数年がかりで。

    巻末でその次の作品があることを知り(いつまで続く)、こうなるともう読まずにはいられない。
    でも、これは一気に読んだと思う。

    ところが番外編もあることを巻末で知り、登場人物の名前も違ったけど一応読んだ。これはあまり面白くなかったな。
    ちなみに続編は「夏草冬涛 」、次が「冬の海」といって「しろばんば」よりさらに長編である。
    番外編は「あすなろ物語」。
    明日は大人になろうなろうと思いつづけるという意味があるらしい。でも、これはうろ覚えなので間違っているかもしれない。

  • 伊豆市などを舞台とした作品です。

  • 国語の授業で配られたプリントに載っていたお話。少年の素直な心などが透けて見えてくる気がします。

  • 読んでて自分の幼少時代と重ね合わせてしまいました。あーーその気持ちわかるよ わかる ってのが多いんだよね。

    伊豆が舞台

  • 学校の宿題で読んだ本。もう内容わすれた。

  • 小学校の時の愛読書

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著者プロフィール

井上 靖 (1907~1991)
北海道旭川生まれ。京都帝国大学を卒業後、大阪毎日新聞社に入社。1949(昭和24)年、小説『闘牛』で第22回芥川賞受賞、文壇へは1950(昭和25)年43歳デビュー。1951年に退社して以降、「天平の甍」で芸術選奨(1957年)、「おろしや国酔夢譚」で日本文学大賞(1969年)、「孔子」で野間文芸賞(1989年)など受賞作多数。1976年文化勲章を受章。現代小説、歴史小説、随筆、紀行、詩集など、創作は多岐に及び、次々と名作を産み出す。1971(昭和46)年から、約1年間にわたり、朝日新聞紙面上で連載された『星と祭』の舞台となった滋賀県湖北地域には、連載終了後も度々訪れ、仏像を守る人たちと交流を深めた。長浜市立高月図書館には「井上靖記念室」が設けられ、今も多くの人が訪れている。

「2019年 『星と祭』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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