澪標・落日の光景 (講談社文芸文庫)

著者 : 外村繁

• 講談社 (1992年6月3日発売)

感想・レビュー・書評

[なつめさんの感想 · 2015年3月27日]

「澪標」、たぶん有名な性欲史なんだろうけど、人様のそういうことに驚くほど興味がない自分がいて新鮮だった。だっておなか下しやすいとか辛い物が好きっていうのとそんなに違わないんじゃないかって思うんですよね…まあいいや。興味ある人はあるんだと思う。

「日を愛しむ」がよかった。いつか来る人生の撤退戦をああいう風にやりとげたい。自棄にならず残されているものを慈しみながら。