三国志(4)(吉川英治歴史時代文庫 36)

著者 :
  • 講談社
3.95
  • (275)
  • (186)
  • (300)
  • (5)
  • (2)
本棚登録 : 2172
感想 : 91
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (460ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061965362

作品紹介・あらすじ

乱世の姦雄を自称し、天下を席捲した曹操も、関羽には弱かった。いかな好遇をもってしても、関羽の心を翻すことはできなかった。故主玄徳を慕って、千里をひた走る関羽。そして劇的な再会。その頃、夭折した兄孫策の跡を継いだ呉の孫権は、恵まれた自然と豊富な人材のもと、国力を拡充させていた。失意の人玄徳も、三顧の礼をもって孔明を迎えることができ、ようやく天下人として開眼する。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ついに登場、三国志一の英雄こと諸葛亮孔明。
    …なのに劉備の煮え切らないことと言ったらない。この巻は呉の話が結構あって、呉の将軍が最も好きな自分にはたまらない、特に呂蒙、程普、黄蓋が好き。
    赤壁まであと少し、いよいよ面白いが止まらない。

  • やっと、、、やっとだよ、、、
    孔明!!!!
    レッドクリフまだぁ!!

  • 遂に諸葛亮孔明登場。
    ほんと良く出来た娯楽読物です、そりゃ昔から皆大好きでしょう。かなり多くのキャラが登場しますが、個性豊かなだけでだけなく、無理なくストーリー展開するところが偉大なり。

  • 乱世の時代に、頑固と思えるほどに信義を貫く玄徳に歯痒さを感じる。しかし、その人柄を慕って集まる優秀な人材は玄徳に尽くし、離れることはない。移りゆく時勢に流されず、長い目でみることの大切さを感じる。

    「勝敗は兵家の常。長い人生に処するには、得意な時にも得意に奢らず、絶望の淵にのぞんでも滅失に陥らず、そこに動ぜず溺れず、出所進退、悠々たること」

  • 感想は第八巻。

  • 今年の課題図書もやっと半分。残り4巻。年内目標じゃなくて、年度内読了が現実的かな。
    4巻は孔明の巻と赤壁の巻。関羽がついに曹操のもとを去り、玄徳と再開。そして、更に軍師孔明を得る。
    玄徳も人徳者なのは分かるけど、ちょっと人がよ過ぎるというかなんというのか。ちょっともどかしい気もするなぁ。

  • 諸葛亮孔明の登場。いくつかの名シーンに鳥肌が立った。世を動かす人にとって素晴らしい人材に出会うことは不可欠ということがよく分かる。
    徐庶の心の強い賢い母に感服するばかりだった。たとえ命に替えても我が子を曹操に仕えさせまいとする母の心。この一連のやり取りには息を呑んだ。曹操は一言で言い表せない要素があり、掴みきれない人物だ。本心では何を考えているのか分からない怖さを感じる。
    私利私欲にまみれた権力者にはうんざりだ。民や末端の兵の目線ではどんな世の中だったのか、どんな感覚を持っていたのか興味がある。

  • 蔵書整理で手放すので、再び出会い読む日もあるか

  • 徐庶が不憫でならない。

全91件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1892年、神奈川県生まれ。1921年、東京毎夕新聞に入社。その後、関東大震災を機に本格的な作家活動に入る。1960年、文化勲章受章。62年、永逝。著書に『宮本武蔵』『新書太閤記』『三国志』など多数。

「2017年 『江戸城心中 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

吉川英治の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
三島由紀夫
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×