原田泰治 心のふる里を描くぼくの「夢」・「道」・「詩」・「風」 (講談社カルチャーブックス 18)
- 講談社 (1991年7月19日発売)
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感想 : 2件
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- Amazon.co.jp ・本 (143ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061980358
作品紹介・あらすじ
日本を代表する素朴画家・原田泰治の世界。1歳の時患った小児マヒの足をひきづりながら、日本(アメリカ、ユーゴスラビアも)各地を訪ねて描いた詩情溢れる素朴画と、それについて自ら語る画文集。
感想・レビュー・書評
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『ふるさとの詩―原田泰治の世界』 (朝日文庫)、『原田泰治 野の道を歩く画家』(別冊太陽)と共に購入。
日本の代表的な素朴画家と称される原田泰治さん。イラストレーターから出発し、この独自の画風に辿り着いた原田さんならではの色彩、穏やかで温かな風景、そして細かな描写、目や鼻をあえて描いていない人びとの顔が却って見る人によって色んなイメージをかき立てられます。
現代の日常忙しない生活をふっと忘れ去り、何だか癒やされてしまう原田さんの絵。手元に置いて、時々取り出し眺めたくなる日本の原風景がここには収められています。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
美しい日本の原風景がたくさんたくさん描かれています。
また原田さんの文章も味わい深いです。
田舎に住んでいるとこの牧歌的な風景に本当に時々出くわします。
描かれているモチーフが実景であることにまず驚き、
大自然の色彩が絵の通りであることに、また驚きます。
なつかしい風景って頭の中に「映像」ではなくて「絵画」として
残っているんですね。
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