原田泰治 心のふる里を描くぼくの「夢」・「道」・「詩」・「風」 (講談社カルチャーブックス 18)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (143ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061980358

作品紹介・あらすじ

日本を代表する素朴画家・原田泰治の世界。1歳の時患った小児マヒの足をひきづりながら、日本(アメリカ、ユーゴスラビアも)各地を訪ねて描いた詩情溢れる素朴画と、それについて自ら語る画文集。

感想・レビュー・書評

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  • 『ふるさとの詩―原田泰治の世界』 (朝日文庫)、『原田泰治 野の道を歩く画家』(別冊太陽)と共に購入。
    日本の代表的な素朴画家と称される原田泰治さん。イラストレーターから出発し、この独自の画風に辿り着いた原田さんならではの色彩、穏やかで温かな風景、そして細かな描写、目や鼻をあえて描いていない人びとの顔が却って見る人によって色んなイメージをかき立てられます。
    現代の日常忙しない生活をふっと忘れ去り、何だか癒やされてしまう原田さんの絵。手元に置いて、時々取り出し眺めたくなる日本の原風景がここには収められています。

  • 美しい日本の原風景がたくさんたくさん描かれています。
    また原田さんの文章も味わい深いです。

    田舎に住んでいるとこの牧歌的な風景に本当に時々出くわします。

    描かれているモチーフが実景であることにまず驚き、
    大自然の色彩が絵の通りであることに、また驚きます。

    なつかしい風景って頭の中に「映像」ではなくて「絵画」として
    残っているんですね。

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著者プロフィール

1940年長野県諏訪市に生まれる。1963年武蔵野美術短大卒業。1973年複十字シール・デザイン・コンクール特選。1980年小学館絵画賞受賞。1982年4月から、朝日新聞日曜版に「原田泰治の世界」を127週にわたって連載。1984~86年「原田泰治の世界展」を全国22会場で開催。1987~88年「ナイーフ三人展-原田泰治とユーゴの仲間たち」を各地で開催。1989年から2年にわたりアメリカ合衆国の5都市で「日本の四季を描く原田泰治の世界」を開催。同展覧会は帰国後、全国33会場を巡回。1998年信州諏訪湖畔に「諏訪市原田泰治美術館」開館。1999年紺綬褒章を受章。2001年11月より2002年にかけてブラジル(サンパウロ、リオデジャネイロ)にて「原田泰治の世界展」を開催。2002年中米3ヵ国(メキシコ、コスタリカ、ニカラグア)にて「日本の心」を伝える絵画展・講演会を開催。2008年郵便事業(株)ふるさと切手「ふるさと心の風景」シリーズを全国発売。2011年財団法人逓信協会第56回前島賞受賞。主な著書に『さだおばさん』『原田泰治自選画集』『日本の歌百選』『日本のふる里』など。

「2014年 『私の好きな原田泰治の絵 33人が選んだ心に残る一枚』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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