ピコのそうじとうばん (どうわがいっぱい)

  • 講談社
4.12
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (88ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061981942

作品紹介・あらすじ

坪田譲治賞・椋鳩十章受賞の阿部夏丸氏とボローニャ国際児童図書グラフィック賞受賞の村上康成氏による〈ドーナツ池シリーズ〉最新刊!
ライギョのきゅうしょく』『オタマジャクシのうんどうかい』など温かい文章とかわいい挿絵で子どもたちに大人気のロングセラー〈ドーナツ池シリーズ〉待望の最新作!
オオサンショウウオの子どものピコは生まれたときからひとりぼっちで、お父さんやお母さんがいません。
そんなピコがある日ドーナツ池のそうじとうばんに任命されますが同じ種類の魚がいなくてどこの仲間にも入れてもらえません。
自分に似ている姿のヤモリたちを見つけて一緒にそうじをはじめても、おなかの色がちがうから仲間じゃないぞ、といわれてしまい、ひとりで皆から恐れられているオオサンショウウオの岩穴へ勇気を出してそうじをしに行ったところ……。

主人公のピコを応援せずにはいられない、魚達の世界の「みにくいあひるの子」のような感動的なストーリー。「ちがうところに気をとられず、同じところをさがせ」というオオサンショウウオの言葉に象徴される、「仲間」というテーマについて深く考えさせられる作品です。

感想・レビュー・書評

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  • 「はじめての川遊びは、あたらしい発見の連続だった…。そんなある日、ぼくたちは、特別天然記念物で、絶滅したともいわれている"カワウソ"をみつけてしまう。ぼくたちとカワウソの、川を舞台にした物語。」

  • 楽しかった。

  • ひとりぼっちのピコの健気さにじーんときました。

  •  池の掃除のために、池のなかまが集まった。コイ、カニ、カイ、イモリ・・・ピコのなかまは?

  • 仲間とは、違うところをみるのではなく、同じところを探す。。
    小学二年生になってお友達とのお付き合いでとても大事なメッセージになりました。

  • ピコはお掃除当番に呼ばれたけど、仲間が誰もいません。自分が何なのかもわかっていません。
    ハンザキと呼ばれるオオサンショウウオのところでは、みょうに居心地がよかった。
    阿部夏丸のこのシリーズ、好きです。

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著者プロフィール

1960年愛知県生まれ。名古屋芸術大学を卒業後、幼稚園絵画講師、書店店長などを経験。『泣けない魚たち』で第11回坪田譲治文学賞・第6回椋鳩十児童文学賞をダブル受賞、『ライギョのきゅうしょく』が2000年全国読書感想文コンクール課題図書に選ばれた。『オタマジャクシのうんどうかい』で第14回ひろすけ童話賞を受賞。『オグリの子』は、NHKでドラマ化された。

「2018年 『ゲンちゃんはおサルじゃありません』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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