戦後短篇小説再発見3 さまざまな恋愛 (講談社文芸文庫)

制作 : 講談社文芸文庫 
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061982635

作品紹介・あらすじ

情熱、せつなさ、歓び、迷い…ひかれ合う男と女の微妙な心の種々相を鮮明に映し出した恋の名篇十二。

感想・レビュー・書評

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  • 第3巻は『さまざまな恋愛』。2巻のテーマが『性』だったので、それからの繋がりか?
    収録されているのは丸谷才一、瀬戸内晴美(寂聴)、大岡昇平、山田詠美……等々。解説にもある通り、女性作家の比率が高く、1巻、2巻の雰囲気とはまた違った雰囲気になっている。
    こうやって並べてみると恋愛と一口に言っても様々で、時代によっても書き方が随分異なるのが解る。

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著者プロフィール

円地文子(1905.10.2~1986.11.14)小説家、劇作家。東京生まれ。国語学者の家に生まれ、幼時より古典に親しむ。「ひもじい月日」で女流文学者賞。著書に『妖』『女坂』(野間文芸賞)『なまみこ物語』(女流文学賞)『朱を奪う者』(谷崎潤一郎賞)『遊魂』(日本文学大賞)『円地文子訳 源氏物語』(全10巻)がある。
佐多稲子(1904.6.1~1998.10.12)小説家。長崎県生まれ。26年、同人誌「驢馬」の同人(中野重治、窪川鶴次郎、堀辰雄など)と出会う。28年、「キャラメル工場から」を発表。プロレタリア作家として出発する。著書に『くれなゐ』『女の宿』(女流文学賞)『樹影』(野間文芸賞)『時に佇つ』(川端康成文学賞)『夏の栞-中野重治をおくる-』(毎日芸術賞)など。
宇野千代(1897.11.28~1996.6.10) 小説家。1921年、『時事新報』の懸賞小説に「脂粉の顔」が当選。36年、ファッション雑誌「スタイル」創刊。着物デザイナーなど実業家としても活躍。著書に『おはん』、『色ざんげ』、『或る一人の女の話』、『幸福』(女流文学賞)、『雨の音』(菊池寛賞)など。

「2014年 『個人全集月報集 円地文子文庫・円地文子全集 佐多稲子全集 宇野千代全集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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