読書状況 積読
読書状況 積読
読書状況 積読

文庫化で再読。
各短編にはそれぞれ、モデルとなるものがある。人間のこともあるし、物体のこともある。例え人間であっても、誰もが知っている有名人であるとは限らない。モデルを選ぶセンス、そこから描き出される物語、どれも楽しめる1冊。単行本を持っているが、文庫も買って良かった。

2019年6月17日

読書状況 読み終わった [2019年6月17日]

岩井志麻子の怪談実話シリーズ最新作。
今作から『今昔物語』を元にした内容。『今昔物語』を現代風に語り直したストーリーは嘘っぽくもあり、生々しくもある。怖いというよりイヤな感じなのは流石だ。

2019年6月17日

読書状況 読み終わった [2019年6月17日]

らいちシリーズ。
色々とぶっ飛んでいるこのシリーズ、特異なキャラクターや突飛な設定に目を奪われがちだが、こういう力技の無茶なトリックを堂々と書くタイプは珍しい。ここまでかましてくれると、読後には変な爽快感すらあったw しかしこのキャラクター性と強引なトリック、それを力技でねじ伏せる作風って、メフィストからしか出て来ないよなぁ……。

2019年6月14日

読書状況 読み終わった [2019年6月14日]

文庫化で再読。
ありとあらゆるものを詰め込んだおもちゃ箱のような長編。けっこう分厚いのだが余り長さを感じない。
それにしても猫は可愛い。

2019年6月16日

読書状況 読み終わった [2019年6月16日]

楽譜をモチーフにした幻想短編集。
『幻の楽譜』なんて、それだけで充分ワクワクする。音楽はその場で消えてゆく……というか、録音技術が発達するまでは、ただ楽譜だけが記録するための、唯一の手段だったわけで、そういう意味でも、幻想小説のモチーフにはピッタリだろう。また、舞台となる場所の設定も良かった。

2019年6月13日

読書状況 読み終わった [2019年6月13日]

ユニークなパニック小説。
言うなれば現代の『リング』的パニックホラー……ではあるのだが(〝ヨリコさん〟の造形は〝リング〟の〝貞子〟を彷彿とさせる)、著者の持ち味なのか、非常に『楽しい』。結末の方はけっこうなパニックなのだがw

2019年6月13日

読書状況 読み終わった [2019年6月13日]

4ヶ月連続刊行の、4冊目。
緊張感があってスリリングな展開だった。タイムリミットというのは矢張りサスペンスものでは重要。
これで既刊は全て文庫になったのかな?

2019年6月14日

読書状況 読み終わった [2019年6月14日]

文庫化で再読。
小川洋子が注文書を書き、クラフト・エヴィング商會が納品する……という、好きな人には堪らない構成。凝った図版も良い。文庫だとどうしても写真が小さくなるので、その点は単行本の方に分があるか。

2019年6月11日

読書状況 読み終わった [2019年6月11日]
読書状況 積読

シーラッハの最新作。
読んでいるとしみじみとする短編集だった(ある意味、いつものシーラッハである……ということも出来る)。ところで、シーラッハの短編でどうも惹かれるのは、悪人が報いを受けない、つまりハッピーエンドであるとは言い難い結末を迎えるものだったりする。本書で言うと『隣人』辺りが該当するだろうか。

2019年6月12日

読書状況 読み終わった [2019年6月12日]

ミシェル・ウエルベックの最新刊は哲学者・ショーペンハウアーについてのエッセイ。
唐突に始まり、唐突に終わるという構成が妙にウエルベックらしくて面白い。巻末の訳者あとがきにもあるように、もう少し読んでみたい気分だが、やや物足りないぐらいが丁度良いのだろうか。
ちょっと変わった判型や、黒と黄色のスタイリッシュな装丁も気に入っている。

2019年6月9日

読書状況 読み終わった [2019年6月9日]

本年の『書物復権』復刊書目。
見世物小屋からフィクションまで、数々の場所に登場した、所謂『フリークス』たちの歴史を追った文化論。
サーカスや見世物小屋が、一時の徒花とはいえ、ひとつの文化だったのは一面の真実であり、非常に興味深いテクストだった。

2019年6月10日

読書状況 読み終わった [2019年6月10日]

幾つか邦訳は出ているものの、余り耳にしない、ロシア系アメリカ人作家アイン・ランド。
本書は『われら』や『一九八四年』に繋がるディストピア小説ではあるが、かなり希望の持てるラストで終わる。書かれた時代を考えると、このラストは珍しいのでは。

内容とは関係無いが、この本、組版が相当酷いので、そっと棚に戻した人も多いのではないだろうか……。

2019年6月9日

読書状況 読み終わった [2019年6月9日]
読書状況 積読

久しぶりに『通過者』の邦訳が出て、『クリムゾン・リバー』の新版が出たジャン=クリストフ・グランジェ。最新刊はポケミスからの刊行だった。ポケミスからの刊行は初めて、というのは少し驚く。1冊ぐらい出ていても不思議じゃないと思うんだけど。
『通過者』もかなりの大作だったが、本書も700ページを超えている。右往左往……というか、堂々巡りをしているようなストーリーで、ともすればダレてしまいそうなのだが、全く緊張感を失わないのは凄い。主人公の警察官も決して好人物ではなく、現実にこんな警官がいたらソッコーで懲戒食らって、良くて地方に飛ばされるようなキャラクター造形なのだが、妙に愛嬌があって憎めない。それに、バタイユやマンディアルグを生んだ国のミステリで、ここまでSM趣味が悪し様に罵られているのもなかなか面白いものがあるw
万人受けする作風かと言われると首を傾げざるを得ないが、好きな人は好きだろうなぁ、これ。一度、途切れてしまっていた邦訳が、ここに来て再開されたのも何かの縁、また途切れてしまわないことを祈りたい。あと、創元から出ていて、品切れになっている分の復刊も……。

2019年6月9日

読書状況 読み終わった [2019年6月9日]

文庫化。
映画も公開されるそうだ。確かに映像が映えそうな内容だった。
恋愛小説は、ここのところ殆ど読んでいなかったのだが、久しぶりに読むと面白い。

2019年6月8日

読書状況 読み終わった [2019年6月8日]

新米法廷画家を主人公にしたミステリ。
『法廷画家』という余り身近ではない職業の、お仕事小説的な側面もあって面白かった。真相に向けて頭を捻るタイプのミステリではないので、本格っぽいものを期待しているとちょっと路線が違うかな。

2019年6月11日

読書状況 読み終わった [2019年6月11日]

今村夏子の最新作。
この何処かずれている感、読んでいてざわざわする持ち味は、著者独特のものだと思う。タイトルの『むらさきのスカートの女』からして、妙に『白いメリーさん』っぽさがある(そういえば一昔前は、メディアに登場させてはいけない方の『有名人』が、何処の繁華街にもいたよなぁ……)。
主人公が『むらさきのスカートの女』に抱く執着心とか、気持ち悪いんだけど面白い。

2019年6月6日

読書状況 読み終わった [2019年6月6日]

新潮文庫から出ていたものの復刊(増補があるので旧版を持っていても楽しめる)。
かのエーコのパスティーシュ集という、なんとも贅沢な文庫。『ロリータ』のパスティーシュは笑いを堪えるのが大変だった(しかし〝ロリータ〟自体、冷静に考えるとかなり滑稽ではある)。

2019年6月11日

読書状況 読み終わった [2019年6月11日]

書物の『破壊』に特化した歴史書。
著者が述べているように、確かに図書館や愛書家の歴史をテーマにした本は数多ある。しかし、失われた書物にフォーカスしたものは驚くほど少ない。それが人為的に破壊されたものであれば、尚更だ。
形あるものはいつか失われる。全編に渡って諸行無常を強く感じる1冊だった。

2019年5月31日

読書状況 読み終わった [2019年5月31日]
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