本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061982956
作品紹介・あらすじ
離婚を戦いとり、一人息子と妹を抱えた生活は窮迫するが、嫩は書くことに生きる光明を見出していく。そんな折り、かつて幼い嫩を捨てて駆け落ちした母を捜して引きとった。こんどは母のわがままと気紛れに翻弄され、執筆時間を奪われる日々が始まる-。凄絶な苦闘の半生を毅然と描き切った自伝的長篇三部作「蕁麻の家」「閉ざされた庭」につづく完結篇である。
感想・レビュー・書評
-
離婚してひとりで息子を育てるふたばの話。洋裁で生活していたときに、同人誌に入って父親のことを書けと言われる。必死で文章を書くふたばには別れた夫じゃないけど尊敬を覚える。同人誌とか小説家たちに親近感を感じたので☆5。
朋子と自分を捨てた母親を引き取り、小説を書いて生計を立てる。父、洋之助の血をいちばんひいていたこと洋之助も、わかっていたのかもしれない。三部作ほぼ一気読み。『蕁麻の家』はそのうち手元に置きたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示
全1件中 1 - 1件を表示