ピアノの音 (講談社文芸文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061983694

作品紹介・あらすじ

小高い丘の家に住まう晩年の夫婦の穏やかな生活。娘や息子たちは独立して家を去ったが、夫々家族を伴って"山の上"を訪れ、手紙や折々の到来物が心を通わせる。夜になれば、妻が弾くピアノに合わせ、私はハーモニカ…。自分の掌でなでさすった人生を書き綴る-師伊東静雄の言葉を小説作法の指針に書き続けてきた著者が、自らの家庭を素材に、明澄な文体で奏でる人生の嬉遊曲。

感想・レビュー・書評

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  • 古本市で適当に買ってみた本。
    まだ本当に読み始めだが、読み続ける自信無し。
    冒頭の"読売ランド前の次男のところの小学三年生になる孫娘のフーちゃん"、2ページ目の"南足柄の山の中腹の雑木林のなかの家に住む私たちの長女の長男"、ときて、"の"が多すぎて読むのがつらい。どこで区切ったら良いのか、スルッと頭に入ってこなくて集中できない。下手くそなのか。言い過ぎた。

    その後、一ヶ月かけて読み終えてみた。
    なぜこの本が文庫化され、重版になっているのか本当に理解できない。自然や日常への感謝が素直に表れているのは確かに素敵だが、300ページも無くて良い。何が起こるのかと思ったけれど、起伏ほとんど無いし。ここまで酷評したのは初めてだ。かなしい。

  • 家族について考えさせられる。

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著者プロフィール

(しょうの・じゅんぞう)
1921年(大正10)大阪府生まれ。九州大学東洋史学科卒業。1955年(昭和30)『プールサイド小景』により芥川賞受賞。61年(昭和36)『静物』により新潮社文学賞受賞。65年(昭和40)『夕べの雲』により読売文学賞受賞。日本芸術院会員。2009年歿。

「2022年 『小沼丹 小さな手袋/珈琲挽き【新装版】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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