北京飯店旧館にて (講談社文芸文庫)

著者 : 中薗英助

• 講談社 (2007年1月11日発売)

感想・レビュー・書評

[Στέφανοςさんの感想 · 2019年1月16日]

鳩笛のない空
合歓の木租界
北京飯店旧館にて
遠い雅座
怪談師
公園重役
彷徨湖
銭糧胡同の日本人
寒鴉のタンゴ
隊商宿へ

第44回読売文学賞小説賞

[baxさんの感想 · 2014年11月1日]

［　内容　］
日中の狭間で生き書いた越境者の文学の核心日本軍占領下の北京で過した青春の日々。
親友陸伯年が発した重い問い。
41年後に北京を再訪した作家が目にする歴史の暗渠と底に光る人間の真実。
読売文学賞受賞。

［　目次　］


［　問題提起　］


［　結論　］


［　コメント　］


［　読了した日　］

[chapopoさんの感想 · 2012年5月14日]

国家間の争いに巻き込まれ、失った友人、しかも殺害したのは日本の組織だという情報。
複雑な日中関係そのままに、複雑な気分で、読んだ。

著者プロフィール

福岡県生まれ。北京・邦字紙『東亜新報』の記者などを経て作家に。著作に『夜よシンバルをうち鳴らせ』（福武文庫）、『闇のカーニバル─スパイ・ミステリィへの招待』（日本推理作家協会賞、双葉文庫）、『北京飯店旧館にて』（読売文学賞、講談社現代文庫）他多数。『拉致─知られざる金大中事件』（新潮文庫）は映画「KT」の原作。2012年春、神奈川近代文学館で「中薗英助展」開催。

「2012年 『何日君再来物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」