団十郎と勧進帳

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 8
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062062831

作品紹介・あらすじ

七代目がつくり、八代目が助け、九代目が完成した歌舞伎きっての人気狂言『勧進帳』成立の謎。能の『安宅』に材をとり、人間愛あふれる内容、簡潔ですがすがしい舞台をつくりあげるまでの人間ドラマ。歴史ノンフィクション。

感想・レビュー・書評

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  • まず團十郎を「団」十郎と表記しているのがどーーーにも気に食わなかった。たいして歌舞伎通でもない僕ですら團十郎表記は最低限の知識というくらいは知っているのだけれど……。
    内容は史実と想像を絡ませた小説。本当に小説。
    黙阿弥贔屓の僕としてはやや不満な一冊。ま、團十郎メインの本だし仕方ないか。相性相性。
    河原崎座の内部を覗いている気分になれたのは楽しかった。

  • この間テレビで勧進帳を見たので図書館で借りて読んでみました。小説だったんですね~
    まあ当時を知っている人はもう御存命ではないだろうからある程度想像で補わなくては書けないのでしょうが。

    勧進帳は面白かったです。わかりやすい筋立てだし、特に今回の放送では字幕が出たのが嬉しかったです。台詞だってなかなか聞き取れない・わからないのに歌の歌詞なんか呪文のようですから。そこがわかるかわからないかで舞台がこんなに面白く感じるんだなあとびっくりしました。

    本の内容は7代目は子だくさんだったんだなあとかなるほど8代目はこんな理由で自害したのかなあとか色々推測出来て面白かったです。歴史が動いて行く様が一連の流れで読み取れて面白かったです。

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