百人百句

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 17
感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062082228

作品紹介・あらすじ

百人の俳人が命をかけた日本語の豊かなきらめきがここにある。

感想・レビュー・書評

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  • この本を買ってから、10年余経過してやっと読み終えました。
    寝る前や暇なのでチョッと読むには適していないし、持ち歩くには重く、読むにはやはりそれなりの覚悟を決めてから読むようにしていましたら、積読状態が長く続き10年余の年月が経過していました。
    内容的にはそれなりの重厚さと新しい発見と楽しさが同居しています。

    「折々のうた」の大岡信が編んだ過去から現在までの代表的な100人の俳人とその代表句のアンソロジー。
    現代は昔のように勅撰集は作られていないが、それに匹敵する作業を試みたのが「折々のうた」であり、俳句なら本著の「百人百句」がそれに当たるのではないだろうか。

    この本では俳句の鑑賞と俳人への理解と合わせて、日本語の美しさ、しなやかさ、豊かさ、鋭利さを味わう事が出来る。
    現代の藤原俊成・定家である大岡信にして出来た名著だと思います。

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著者プロフィール

昭和6年、静岡県三島市生まれ。詩人。東京芸術大学名誉教授。日本芸術院会員。昭和28年、東京大学国文学科卒業。『読売新聞』外報部記者を経て昭和45年、明治大学教授、63年東京芸大教授。平成2年、芸術選奨文部大臣賞受賞。平成7年恩賜賞・日本芸術院賞、8年、1996年度朝日賞受賞。平成 9年文化功労者。平成15年、文化勲章受章。著書に『大岡信詩集』(平16 岩波書店)、『折々のうた』(昭55〜平4 岩波書店)など多数。

「2012年 『久保田淳座談集 空ゆく雲 王朝から中世へ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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