プラトン学園

著者 :
  • 講談社
3.13
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本棚登録 : 41
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062087742

感想・レビュー・書評

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  • 新卒の男が日本海に浮かぶ小さな島にある学校、プラトン学園に赴任するところから始まる物語。
    ストーリーは首尾一貫としては進まない。リアルな世界でなく、夢の中のような世界でエピソードがめくられる。
    書かれた当時はまだ新しいパソコン通信が、この小説のもう一つの主人公と言えるかもしれない。セカンドライフばりのもう一つのプラトン学園がパソコンの中に存在し、主人公も存在している。
    どうやらリアルな世界から虚構の世界へと変換していくのがこの小説の正体ではないだろうか。

  • H28/10/1

  • 途中から飛ばし読み

  • 相変わらず虚構と現実の区別がつかない不思議な世界。ヴァーチャルリアリティーは陳腐だが。

  • 後半3分の1あたりでやられた。くらくらした。こちら側と向こう側が交錯する。本当の「私」はどこにもいないし、どこにでもいる。確かなものなどなにもない。

  • んーと、なんか気持ち悪い話。この手のミステリは苦手かも。ココロの中の話?どっから現実(?)なのかわかんない。ドグラマグラな感じというか。

  • これも全寮制の学校の話だった。
    「麦の海に沈む果実」とは違って先生が主人公。
    なんて言ったらいいのかわからないけど箱の中に箱、みたいな入り組んだ話だった。(謎)
    とにかく読んでみればわかる。ぜったい「おぉ〜!!」と思うハズだ。
    よくこんな難しい事考えられるなぁ…と尊敬。

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著者プロフィール

作家、近畿大学教授

「2011年 『私と世界、世界の私』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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