情と理 上: 後藤田正晴回顧録

著者 :
  • 講談社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062091138

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  • カミソリ後藤田のオーラルヒストリー。内容にやや盛り上がりに欠けるが、実務に長けた人の語りは勉強になる。

    以下、面白かった箇所。

    ・リーダーは孤独。浅間山荘事件の指揮をした時、ふだんは部下から仕事の対応方針が挙がってくるが、この時は「どうしますか?」と聞かれた。

    ・選挙の時、田中角栄からは「徹底して歩け」とアドバイスされた。個別訪問による指示者は口コミで指示者を増やしてくれる。

    ・人事において酒の問題は取り戻せる場合が多い。しかし女の問題は駄目な場合が多い。

  • 僕の部下に対する叱り方は袋叩きにしないんです。必ず逃げ道を与えてあげる。
    具体的にはきびしくいったあとで、「まあ、そういうことだよ君な」というような掛け声をひとつかけてやるわけです。そうするとむこうはほっとする。

  • オーラルヒストリーの成果の1つ。だが、この素材をどのように生かすのか、その道を示してくれないと、一般読者には敷居が高すぎる。

    後藤田の、亡き田中の想い出が一番興味深く感じられた。

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