- Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062093354
感想・レビュー・書評
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タイトルだけではちょっとこの本の内容は把握しづらいが、サラリーマンという器から転職や定年を機に卒業された方が記された本。
阿川さんの「聞く力」に紹介されていた本。
少し引用。
人は長じれば生計や子育てのために働かなければならない。しかし長い年月が過ぎ、それらの義務から解放されるようになると、若い頃に志した何事かをやろうとする傾向があるのではないか。
(中略)
人は結局、転職などの転機を迎えたとき、若い頃から温めつづけたなにものかのところに帰っていくのが幸せなのだろうか。
あるいはまた、こうもいえそうだ。帰るべきなにものかを見つけた人は幸せだと。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1998年の本ですが、その当時であれば、まだ読みごたえはあったかもしれないです。
また、著者は1946年生まれということで特に目新しい内容もなく、2015年現在ではインパクトはないです。
ただ、家庭を持った人が転職を考えたときの参考にはなるかもしれません。
払ってもいい金額:400円 -
366.29
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阿川佐和子 聞く力に紹介あり
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そこそこ安定した年収があるからという理由だけで今の仕事にしがみついてる現状は、大事な時間を無駄にしているような気がしてならない。
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おじさん世代が女子やおばさん社会に対してどう思っているか良く分かって面白かった。男が喋らないのは、処世術で、上司が急に考えを変えたとしても、直ぐに合わせられる様にどうとでも取れる言葉を数少なくつぶやくのだそうだ。なるほど〜
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元・三井物産で債権回収をバリバリにこなされた著者による、同社からの転職、転職を余儀なくされた元・山一證券社員に対するインタビューおよび転職(というよりリタイア)後の処世について。 内山樹氏著書からのリファレンス。
本書を通じて、スティーブ・ジョブズが有名な講演のなかで言った「本当にやりたい事」はなんなのか、ということを考えるためのグリップのようなものを得たと感じた。 具体性の粒度は荒くても細かくてもいい。 人生トータルでどんなアウトプットをデザインするか、それを集団の一員から離れる者は必ずといってもいいほど突きつけられる。
反面、元・山一證券社員へのインタビューを通じては、このような場面において組織を愛している者ほど、そのデザインは明確化されており、かつダイナミックであると感じさせられる。
どこに居たってテメーの目の前のことを、テメーに言い訳できないくらいやれ。 という激励にも読めた良書。