使徒的人間: カール・バルト

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 19
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (331ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062095624

作品紹介・あらすじ

宇宙の広がりの中に置かれた人類の目標を予見する言葉。-気鋭の文芸評論家、渾身の快著。

感想・レビュー・書評

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  • 弁証法神学で一世を風靡したバルト。シュライエルマッハーの敬虔主義が逆に自由主義神学を生み、バルトはキリスト教社会への革命、挑戦を通して新正統主義を打ち建てるパラドックス。裏切り者とされるユダの復権、自殺に対する新しい考え(生きる自由!)そして、天地創造に関するバルトの主張-神の宣言として書かれた非史実ではあるが、神話ではない出来事-また過去の自分で事実として見届けなかったことが、どうして真実と考えることが出来、そしてどうして今日の人間に関わりがあるのか、キリスト教信仰の真髄にも繋がる、よく考えて読まなければ非常に危険な本でした。

  •  
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4062095629
    ── 富岡 幸一郎《使徒的人間 ~ カール・バルト 199905‥ 講談社》
     

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著者プロフィール

1957年生れ。文芸評論家、関東学院大学教授、鎌倉文学館館長。主な著書に『戦後文学のアルケオロジー』、『聖書をひらく』、『川端康成 魔界の文学』などがある。

「2020年 『遠藤周作 神に問いかけつづける旅』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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