- Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062101912
感想・レビュー・書評
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ETC本格導入前の刊行であり、今読むにはさすがに古すぎた。現在の状況に置き換えた内容で読んでみたいところ。むしろ怖いのは、ここで「計画」となっている道路が着々と完成している事。一体どこにそんな資金があるのか、正直疑問に思う。
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首都高速の改良について、とにかくマニアックかつ具体的に提案。公団の批判は抑え気味にして、あくまで現実的なところがいい。首都圏在住ドライヴァーにはおすすめ。
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昨今の政治の迷走の徒花である「高速料金千円ポッキリ」によって、東京湾アクアラインの通行量は四倍になったらしい。
かねてより「便利だ便利だとは言うが、四千円も払って誰が乗るか」と酷評されてきた「ムダ道路」の最たるものが、ここへ来てようやく真価を発揮できるようになったのである。
この状況を十年も前に予言していたのが本書である。
クルマとドライブをこよなく愛し、我が首都高速を「愛すべき欠陥ハイウェイ網」と呼んではばからない著者による、文句だけに終わらぬ建設的提言に満ちた入魂の一冊。
地下だの河川敷だの、都心環状線を一方通行にするだの、その提案はかなり大胆に聞こえるが、現実的にはもはやその方法しか取りえない、というものも多い。国交省だの(旧)道路公団だのは、公用車の後部座席にしか縁のない天下り族の前に、つくづくこういうオタク(注・褒めてます)をこそ、採用すべきだったのだ。 -
日本の首都高はありえない。