- Amazon.co.jp ・本 (372ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062102513
作品紹介・あらすじ
「ヘルハウス」と呼ばれた家に巣喰うジャンキーども。アル中、万引き常習者、分裂病患者、咳止めシロップ中毒者。彼らがひきおこす悲喜劇。そして今夜もラリった脳みそにイメージの津波が押し寄せる。言語の極北からさらに北へ、夜のバンドは進む。中島らもが今、小説というジャンルに風穴をあける。
感想・レビュー・書評
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赤裸々な私小説である。優しいがゆえに生きづらさを感じ、薬や酒で誤魔化していたのだろう。炸裂した文章の羅列も、哀しみや孤独、痛みに満ち溢れていた。
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中島らもの自伝的小説。特に若い頃、家族以外の人間を家に巻き込んでいたヘルハウスという時代。薬にまみれたり、人が死んだり、その中で覚醒する頭の中がどういうものなのか少し見せるような本。めちゃくちゃだが、こんなにナマナマしい内容の本もなかなかない。
あと5年くらいしてもう一度読んだら、また感じ方が違うかも。ハチャメチャな、薬に浸かりながら、その日だけを生きる、という時間がどんなものか、に少しだけ触れられるような本。 -
トリップ中の文字の羅列を読むのが苦行。けど意地になって目を通した。
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二十歳の時に読んでなくてよかった。
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雰囲気は懐かしいけど、クスリの話が多くて^;・・主人公がラリってる時は脈絡のない言葉が並び、斜め読みは得意ですが、飛ばし読みをかなりやりました(笑)
自伝的内容も多いんでしょうね〜、エピソードが文章のわりに生々しい。子供には読ませたくない本だな〜(^^;
出鱈目な生活もここまでくれば爽快かもしれないが・・今が良ければいいって時代じゃないし、クスリ現実逃避でエスカレートするから怖い。いい子は、せめて大麻で我慢しましょう(~0~)
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2008.1/20-23-
読みきるのをあきらめた。クスリをやっている人が出てくる本はどうも苦手。でもラリってるときの表現がすごい。いままでにない感じ。単語の羅列にセンスを感じる。 -
トリップ中?みたいな部分が。
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中島らもの捕まる前(2000年5月)の発行。死んでしまったが、http://www.fides.dti.ne.jp/~come/このような機械ではなく、頭に浮かんだんだのだろか。吐き出すように。
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こんなごいすな文章はちょっとない。あのオモロイおっちゃんのなんか賞をもろた作品がどうとか言う前にまずはこれを読みなさい。マジでマジで。