蔦かずら

著者 :
  • 講談社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062111058

作品紹介・あらすじ

自分を囲っていた男が危篤になったときに抱く熱い恋心、年若の同僚に躰をゆだねられない切なさ、夫の不義を許してしまった妻の寂しさ-。曲がり角で愛に揺れる女性たちの心の襞を描いた、八つの連作集。

感想・レビュー・書評

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  • 4-06-211105-5 215p 2002.1.15 1刷

  • 12/09/09 不幸な中年女の話。
           一話目の道路公団総裁の話にはムカついた。

  • 若くはなく、それなりに齢を重ねたひとりきりの女性達の話。

    結婚している人もいれば未亡人もいる。
    独身の人もいれば妾まの人もいる。

    共通しているのはひとりきりということ。

    孤独とは違うひとりきり。
    それを選んだ瞬間なのか、それに気付いた瞬間なのか、そうなった瞬間なのか。
    そんな短編集。

    空気のような話でした。

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著者プロフィール

1944年、福岡県北九州市生まれ。
同志社女子大学英文科卒業。商社勤務ののち、90年、尾形光琳の生涯を描いた「雁金屋草紙」で第一回時代小説大賞を受賞。
主な作品に、「あがの夕話」「後朝」「萌がさね」「想ひ草」「蔦かづら」「一葉」「漱石の妻」などがある。
また、近著の「兄いもうと」では、妹・律の視点から正岡子規の壮絶な生涯を描き切り、子規の解釈にも一石を投じた。

「2014年 『花筏 谷崎潤一郎・松子 たゆたう記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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