ブレーメンバス 柏葉幸子短編集

著者 :
  • 講談社
3.53
  • (6)
  • (10)
  • (17)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 100
感想 : 13
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062117593

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • いいです。
    ちょっと大人向けファンタジー。
    短編なので、1作がほんの数ページなれど珠玉の作品集だと思います。
    ぜひ、大人の方に。

  • 柏葉幸子さんの、ちょっとだけ大人目線の短編集。当たり前に不思議の世界につながっているのが、わたしには嬉しい限りです。

  • 11編が載った短編集。オカルトちっくな奇妙な物語が多かった印象かな。どれもサクッと読めるので、"1日10分の読書タイム"とかで読むといいかも。

  • 児童書だけど大人向けに感じる、ちょっとブラックな短編集。怖い話も多い中、好みだったのは「ブレーメンバス」。様々な悩みを抱えていた女性たちが、一緒に新天地で幸せに暮らすという内容。これがこの本のラストを飾るのがいいなあと思う。

  • 図書館で借りて読んだものの「金色ホーキちゃん」と「ブレーメンバス」のお話が大好きで購入。 大人向けにもゼヒな児童書

  •  子どもより大人向けかな。中学生の時に、あえてこの本で読書感想文出した記憶がある(笑)
     「金色ホーキちゃん」が一番すき!ホロッときちゃうのよ、なぜか。

  • 桃太郎、ハーメルンの笛吹き、舌切りすずめ、シンデレラ、ブレーメンの音楽隊…

    様々なおとぎ話をモチーフにした物語のオムニバス。
    11作品が収録されています。

    それぞれに表れる愛の形は
    時に優しく、
    時に微笑ましく温かく、
    時に不思議で、
    そして時には恐ろしい。

    ***
    クレヨンに例えると、ほとんどの色が揃ってるような感じ。色とりどりのお話が楽しめます。

    読む人によって、気に入るお話もその受けとり方も変わってきそうな作品。

  • 前に読んだのは高1のときで、そのときはちょっと恐くてミステリーっぽい話が多くてとても好きだった1冊。
    でも、久々に読んでみるとあまり楽しめなかった。
    前好きだったのは、ホラー要素のある「ピグマリオン」、「十三支」。
    その2つも今読むと、「ピグマリオン」にちょっとはホラー要素を感じることが出来るけれど、それよりも人間の怖さの方を感じる。

    一番最初の「金色ホーキちゃん」も、前なら主人公のお嫁さんが実は昔助けた女の子だったんだ…!感動…!
    と思ったのだろうけれど、今は寧ろ女の子の家庭が崩壊気味の方にばかり目が行ってしまった。
    「ハーメルンのお姉さん」は、昔はオカルト的な存在だと思っていただろうけれど、今ならあのお姉さんは現実に存在する人で、一番最後の文章「あのはがきがなければ、私は父を軽蔑したまま大人になっていた。」の意味も分かる。
    「シンデレラ坂」もお化けの話かと思ったら、実はいい話だった。、としか昔は思わなかっただろうけれど、今は何とも言えない気持ち。

    どの話も離婚や浮気とか、家庭が上手く行っていない大人の女の人ばかりが登場していて寂しい本だと思った。
    昔読んだときは、ストーリーの流れだけを追って、大人たちなんて見ていなかったのだと思う。

  • 1話の「金色ホーキちゃん」からホロっと泣きそうになりました
    子育て中だからかな

    短編で読みやすかった
    作者の青い鳥文庫で出ているもの、読んだ事あったかも…!
    「ミラクルファミリー」も読んでみます

  • 自分の気付くのが遅いんだけど、グリムとかアンデルセンなんかの昔話を元ネタにしてアレンジしました的作品なんですね。アレンジしすぎててわかんなかったですよw
    面白いだけに、いじりかたがわかると気になってしまう。
    わざわざ元ネタとこじつける意味ってあるの?とかね。

    柏葉さんは児童書作家で、この本もルビがふってあるので
    たぶん児童書なんであろう、ということで
    YAにカテゴライズしましたが、もうフツーの小説でいいんじゃない?って気もするくらい、主人公の年齢が上めです。
    これだけ大人っぽいものを揃えるならば
    ルビもいらないような…

    漫画化して、レディコミに掲載、とかするといいんじゃないのかなぁ?
    っと思うような内容のストーリー多しでした。
    ミステリ系のコミック誌、今、それなりに出てますもんね。
    この短編集なら全部ミステリ誌で包括できるよ、きっと。
    きぼんぬ。

全13件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

児童文学作家。岩手県生まれ。東北薬科大学卒業。大学在学中に講談社児童文学新人賞を受賞し、『霧のむこうのふしぎな町』でデビュー。ファンタジー作品を多く書き続けている。『牡丹さんの不思議な毎日』で産経児童出版文化賞大賞、『つづきの図書館』で小学館児童出版文化賞、『岬のマヨイガ』で野間児童文芸賞受賞、『帰命寺横町の夏』英語版でバチェルダー賞受賞など受賞歴多数。


「2023年 『トットちゃんの 15つぶの だいず』 で使われていた紹介文から引用しています。」

柏葉幸子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×