- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062120999
感想・レビュー・書評
-
商売の原点と同様に、一般の読者向けにかかれていて、インパクトあるキーワードが足りない分、内容が一般的になりすぎている嫌いがあるかと。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
先日読み終えた「商売の原点」と対をなす一冊。道具やデータの使い方・活かし方について改めて考え直すことも必要かなと思いました。例えば、売れる商品は店舗の外にあるから新しい場所にどんどん出ていくべき、とか、POSは売れる商品を探すのではなく死に筋商品を見分けるためにあるものだとか、言われてみればその通りだけどそういう捉え方はできてなかったなと。
どんどん外へ、そして中の入れ替えは絶えずっていうスタンスは見習いたいと思った一冊でした。 -
消費は経済学から心理学で考える時代へ
効用を超えた価値を求められるから -
セブンイレブン会長である鈴木氏が書いた商売の原点に続く2冊目
商売の創造というタイトルではあるが、経営的な観点、商売として何が重要か
今までセブンイレブンが取りくんできた内容をベースに書いてくれている
業種問わず共通な価値観はあると思うが
同じ小売業の人は参考になるかもしれない -
商売道について知りたくて読書。
『商売の原点』と重なる部分は多い。前書ではセブン-イレブンが賞味期限が近づいた弁当の値下げ販売をしない理由を知ることができた。
本書では、挑戦すること。自分を過去を否定すること。自己客観視を高めること。過去の成功を捨てること。マンネリ化が最大の敵。常にお客さんに立場に立ち考えることを述べている。
顧客が求めているものを知り、独自性、差別化させたサービス、商品を考え、仮説と検証を繰り返す。商売の原理原則をくどいくらい徹底させること。これが著者や同社の王道。
社会や顧客のニーズが変化しているので、現状維持は退化を意味し、挑戦を続けることが大切。
FC店をしっかりと動機付けし、育て、利益を上げていくセブン-イレブンモデルは、現在の仕事で応用できる部分があるように感じる。
そんなセブン-イレブンでも日本の全都道府県へ進出は達成できてない。まだまだ成長する部分が残されているということだ。
読書時間:約55分 -
何年かに一度読み返すバイブル的存在。
-
セブン-イレブンの鈴木会長の考え方を元「商業界」編集長の方が
記した本。
「商売の原点」とセットで読むと良いですね。
セブン-イレブンの鈴木会長の考え方は
今ではコンビニ業界、小売業全般では当たり前に
なるほど、勉強になる部分ばかりです。
小売業にお勤めの方は必読かもですね。 -
一度はセブンイレブン、イトーヨーカ堂を見たことがあるだろう。筆者である鈴木敏文がこれらの会長兼最高経営責任者なのだ。筆者が日本最大の流通グループ、イトーヨーカ堂グループを育て上げたと言っても過言ではないのである。セブンイレブンがここまで成長することができた理由を知る事ができる本だ。
私はこの本を読み、とても印象に残った文がある。
「過去の経験を捨てる」「まずは自分を否定することから」
この二つの文を見てどのような事を感じるだろうか?私は大変だが必要な事だと感じた。物事を考える際に、今までの経験や固定観念をなくさなければ新しいものは生まれないという事はわかっている。しかし、実際に物事を進めていくと「決まりがあるから…」や「去年と比べて…」などと実行に移せていない場合がほとんどである。本でも述べられていたが、素人よりもベテランと呼ばれる人たちにその傾向が表れやすい。この事を知り、私は学校やアルバイト先などでの物事の考え方や進め方を、常に新人の気持ちで考えようと決めた。
筆者はイトーヨーカ堂グループにおいて、たくさんの常識を捨て成功してきた。今では当たり前なコンビニで弁当が売られている光景も、筆者が常識を破って実現したことなのである。この本を読んでから雨の日と晴れた日にセブンイレブンに寄ってみたのだが、本にも書かれていたようにビニール傘が売られている場所が変わっていた。気温や天気などさまざまな理由から、お客様のニーズは日々変化していくため、過去の経験(昨日も売れたから)を捨てなければ時代についていけなくなり、結果的に売上も減少してしまうのだなと、本の内容と自分の体験から確認できた。この本では、商売を中心に話が進んでいくが、自分の生活にも置き換えることができ、成功するヒントになるかもしれない。そこで多くの人に本を手に取り、自分の体験と照らし合わせながら読んでみて欲しい。
最後に1つだけ聞いてみたい。本を読む、新聞を読む、新プロジェクトを実行するなど新しい事に対して心のどこかで「めんどくさい」「時間がない」などと思ってはいないだろうか?きっと大半の人間が失敗したくない、他にやる事がある、などと思っているはずだ。私もその1人である。私を含めこのような事を思っている人に対して、この本とこの本を読んで心に決めた私の言葉を送ろう。
「これまでのことは忘れろ!自分はできる!」