6ステイン

著者 :
  • 講談社
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感想 : 77
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  • Amazon.co.jp ・本 (413ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062126410

感想・レビュー・書評

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  • 存在を秘匿された組織、市ヶ谷防衛庁情報局で過酷な任務に身を投じる工作員の男たち、女たち。20世紀にいくつかの「染み」を残した彼らへの、6編の鎮魂歌。
    いまできる最善のこと/畳算/サクラ/媽媽/断ち切る/920を待ちながら

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  • 短編集です。どの話もしっかり作られています。福井氏といえば長編のイメージが強いですが、短編もかなり巧いということが判明。このシリーズ続けて欲しいです。

  • 福井まさかの短編集、と見せかけてやはり。

  • 亡国のイージス」が面白かった作者です。映画より先に読みましたので、映画がつまらなかった(笑)
    この「6ステイン」は6編の短編小説集ですが、防衛庁情報局のメンバーが主人公で、最後の話にはイージスの如月も登場、アクション描写も人物も面白いし、テンポもよくどんでん返し、ラストの温かみもあって映画向きの内容です。
    気分転換、時間つぶしにはオススメですね。でもジャンルの好みがありますから・・女性向きじゃないかも(^_^)

  • 存在を秘匿された組織、市ヶ谷防衛庁情報局で過酷な任務に身を
    投じる工作員の男たち、女たち。20世紀にいくつかの「染み」を
    残した彼らへの、6編の鎮魂歌。

  •  短編という体は成しているけど、実際は長編の一部を切り取ったって感じ。いきなりクライマックスになるものだから、緊張の連続。それぞれの主人公たちが、組織の一員から一人の人間に戻るときの濃密さ、熱も出るわけだ。時に、その熱が瞼に伝わってくるので、電車での読書には向かないね。

     920とか如月行とか、本当は敏感に気が付かなくてはいけないのに、言い訳したとおりの夏バテと、元来が優秀な読み手じゃないので、読み終えてからようやく、そうか!、なんてね、ボケてます。

     6ステインズが正しくない?

  • 「媽々」が好きです。カッコいい主婦最高です。

  • 珍しく短編集。とおもいきや色々繋がってて面白い!
    ダイスシリーズの背景が分かって読ませるので好きな人には是非♪

  • 市ヶ谷の防衛庁情報局員たちが、国益のために命を張って戦う物語。映画で言えばアクションものっぽいが、その実、誠実さとかプロ意識とか人情とかがひしめき合っている。これは短編集なので、いろんな主人公の側面が面白い。

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著者プロフィール

1968年東京都墨田区生まれ。98年『Twelve Y.O.』で第44回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。99年刊行の2作目『亡国のイージス』で第2回大藪春彦賞、第18回日本冒険小説協会大賞、第53回日本推理作家協会賞長編部門を受賞。2003年『終戦のローレライ』で第24回吉川英治文学新人賞、第21回日本冒険小説協会大賞を受賞。05年には原作を手がけた映画『ローレライ(原作:終戦のローレライ)』『戦国自衛隊1549(原案:半村良氏)』 『亡国のイージス』が相次いで公開され話題になる。他著に『川の深さは』『小説・震災後』『Op.ローズダスト』『機動戦士ガンダムUC』などがある。

「2015年 『人類資金(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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