日暮らし 下

著者 :
  • 講談社
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感想 : 112
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  • Amazon.co.jp ・本 (386ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062127370

作品紹介・あらすじ

「過去の嘘と隠し事」の目くらましに、迷って悩む平四郎。夜ごとの悪夢でおねしょをしても、必死に「謎」と向き合う弓之助。

感想・レビュー・書評

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  • 「ぼんくら」「日暮らし」と読んだけど,まだ物語は終わっていない気がします。このままでは佐吉が十分報われていないと思う。
    黒幕湊屋総右衛門の正体も,雲をつかむようで。。。

  • いいね、やっぱり。
    宮部みゆきの時代物はそのまま脚本だよな。
    間合いのト書きが絶妙で、
    それを味わうために読んでいるのだから。
    裏切らない味というか。
    身体が弱ってきても、苦も無く飲み込めるって感じかな。

  • 湊屋の因縁がすっきりしてよかった。。にしてもホント葵さんが殺されてしまったことは残念でならない。
    生人形のような顔で走り回る弓之助。みごとであった。葵さんの屋敷での一連の行動力と洞察力(?)に、もう唖然とするばかりである。まだまだ子供なのにね。。。おとよ姉さんの婚礼で、これまたあっぱれであるけれど、子供らしさを残したようなお祝いに、ほっとする。。。
    彦さんのおみねに対する情に、平四郎と一緒に、おいおい(^^;ってなっちゃった。
    積み上げていくことが、生きてくってこと。平四郎の語りがぐっときた。

  • 「過去の鬼と隠し事」の目くらましに迷って悩む平四郎。夜ごとの悪夢でおねしょをしても、必死に「謎」と向き合う弓之助。ついに「真実」が現れる…。下町時代小説、いよいよ佳境へ。

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    https://mlib3.nit.ac.jp/webopac/BB00021206

  • ★3.5

    インターネットも科学的な捜査も無い時代。とにかく人に聞いて回り、推測する。現代のミステリとは違い、1つ分かるのに何日もかかる。そのため独特なテンポで進んでいく。また、人間模様もいろいろと見えてきて、本筋を忘れてしまうほど。事件の方は、最初のインパクトから考えると尻すぼみな感じはあるかな。弓之助が何もかも解いてしまって、ちょっと呆気なかった。

  • 2020/12/02 読了

    2回目の読了。
    9年前くらいに読んでいるらしいけど、
    全然覚えがない…
    残念

    お徳さんのお菜食べてみたいなぁ
    平四郎羨ましいな。

    平四郎の奥さん好きだな。

  • NHKの23年大河ドラマで、徳川家康の家臣・本多忠勝が、周りから幼名の平八郎と呼ばれていたので、文中の“平四郎”をへいはちろうと度々読み違え、ああ違う違うとセルフツッコミを入れていた。でもヴィジュアルイメージはちゃんとドラマで平四郎を演じた岸谷五朗が思い浮かぶ。ドラマは観ていないけれど。
    宮部みゆきを読みだしたのは、2015年に日経新聞に連載された『三鬼』がきっかけで、連載終了してから図書館で一冊ずつ借りて読んでいたから、それ以前放映のドラマは観ていないのだけれど、この時期にはとうに大人気作家になっていて、多くの作品が映像化されていた。惜しいなぁと悔やんだものだ。
    でも、それから2作くらいドラマを観て思ったけれど、宮部みゆきの一番の魅力は地の文だから、映像になるとそれが生かされないな、と。だから、ミステリドラマ好きでクリスティと横溝の映像作品は極力観ると決めているが宮部はそうでない。ただ、岸谷五朗の井筒平四郎は観てみたかった。雰囲気がぴったりなんだもの。(2017-05-10L)(2024-03-06L)(2024-3-31加筆)

  • 結局「下」まで一気に読み終わった。どんどん引き込まれて楽しかった。でも、途中から犯人は想像がついていた。ただ、やはり意外性もあったので良かった。

  • おもしろかった。
    人間模様も素晴らしいし、登場する女性も皆魅力的。
    なにより粋。こんな世界があったら行ってみたい。

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著者プロフィール

1960年東京都生まれ。87年『我らが隣人の犯罪』で、「オール讀物推理小説新人賞」を受賞し、デビュー。92年『龍は眠る』で「日本推理作家協会賞」、『本所深川ふしぎ草紙』で「吉川英治文学新人賞」を受賞。93年『火車』で「山本周五郎賞」、99年『理由』で「直木賞」を受賞する。その他著書に、『おそろし』『あんじゅう』『泣き童子』『三鬼』『あやかし草紙』『黒武御神火御殿』「三島屋」シリーズ等がある。

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