雲雀の巣を搜した日

著者 :
  • 講談社
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062131537

感想・レビュー・書評

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  • 私小説よりも私小説的な。エッセイ・俳句その他雑文集ではあるが、様々なトラブルへの身の処し方やものの考え方に著者らしさが溢れ出ている。白洲正子に見出されたというのも本書で初めて知った。

  • 命を懸けて文学に没頭したというものの、読むこと書くこと、すべて現実逃避だと自覚しているのか。あきれるほどに臆病で、弱い人間なのだなぁと思わざるを得ない。なぜにそこまで死が怖いのだろう。自分に自信が持てないのだろう。

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著者プロフィール

車谷長吉

一九四五(昭和二〇)年、兵庫県飾磨市(現・姫路市飾磨区)生まれ。作家。慶應義塾大学文学部卒業。七二年、「なんまんだあ絵」でデビュー。以後、私小説を書き継ぐ。九三年、初の単行本『鹽壺の匙』を上梓し、芸術選奨文部大臣新人賞、三島由紀夫賞を受賞。九八年、『赤目四十八瀧心中未遂』で直木賞、二〇〇〇年、「武蔵丸」で川端康成文学賞を受賞。主な作品に『漂流物』(平林たい子文学賞)、『贋世捨人』『女塚』『妖談』などのほか、『車谷長吉全集』(全三巻)がある。二〇一五(平成二七)年、死去。

「2021年 『漂流物・武蔵丸』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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