- Amazon.co.jp ・本 (390ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062140713
作品紹介・あらすじ
相次ぐ革命勢力の蜂起に、一度は追放した袁世凱を呼び戻す皇族。だが俗物、袁世凱には大いなる野望があった。満洲では張作霖が、まったく独自の勢力を形成していき-。龍玉を握る張作霖は乱世を突き進み、新しい時代が、強き者の手で拓かれる。
感想・レビュー・書評
-
第三巻は西太后と光緒帝死去後の清朝の混乱が描かれます。その混乱に乗じて袁世凱が再び清朝の実権を握ります。
一方で満州に関しては張作霖がほぼ手中に収め、万里の長城を越えるところまで迫ります。
他のレビュアーさんも書かれていますが、西太后亡き後の物語になんとなく華やかさというか、色彩が欠けた気がしちゃいますが、それでも張作霖が魅力的。ラストの第四巻に向けての助走段階に入りました。クライマックスが楽しみです♪
オススメ!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
物語が進むにつれ、先が気になる展開。面白い。
西太后が亡くなった後ということで、春雲の登場が少ないのが残念。 -
清朝、中華民国、満州、諸外国の圧力・・・なんだか複雑になってきて読んでいて頭の中が混乱したけれど、まさにそんな時代だったのだろうと感じました。
-
【読了メモ】(150505 12:10) 浅田次郎 『中原の虹』(三)/講談社/2007 May 15th
-
第一巻にて
-
2013/09/05 【古】 105円
-
この巻では袁世凱が偉大なる俗物として描かれ、存在感が大きくなりますが、主人公が誰だったかが分からなくなるほど、目まぐるしく描かれる対象が入れ替わり、少し複雑でした。いよいよ孫文による辛亥革命が起こり、最後の皇帝溥儀の退位、袁世凱の大総統就任と歴史が動き出した感じです。そして日本に留学している蒋介石、宋教仁らが登場してきます。張作霖、春雷・春雲・玲々の3兄弟妹らがこの巻ではあまり描かれていないことは少し寂しいです。
-
資料ID:W0141410
請求記号: 913.6||A 81||3
配架場所: 本館1F電動書架C