- Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062142991
感想・レビュー・書評
-
やはりキャラのつくりかたがうまいね。
よい!。
ちなみに、装幀も本人が手がけています。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
前作も実は結構好きだったんですが、今作の方がより
人物設定やストーリーが練れていて、実に味わいのある
ハードボイルド作品になっていますねー。
これはもっと評価されていいような気がするんだけどなー。
もうBE-POP云々て関係なく面白いです。
この路線で他の作品も書いて欲しいなー。 -
切ないハードボイルド。
矢能探偵の続編をぜひ読みたい -
ハードボイルドな探偵モノ・・・痛すぎる!バイオレンスだ!滅茶苦茶だ!!ひ~~!!!w
途中で、並行読みで『アウト&アウト』を読み始めちゃったら、これの続きだとわかり、そっちを読むのは中断して、こっちを先に片付けるw
なるほど、これは探偵矢能の誕生と栞ちゃんとの関わり始めの物語なわけね。
いろいろダメでも、弱くても、人間って頑張っちゃったりするんだよね。頑張る方向間違うとイタい感じになっちゃうけど、これはなんだか、マジで痛いし、ドキドキハラハラなのに、哀しいけど、いい小説だったなぁ~。 -
友情が救い。
-
ハードボイルド小説が何気に好きなんです。
特に主人公がボロボロになりながら(アルコール漬けだったり、風邪ひいてたり、怪我してたり)、自分の信念を曲げないところとか、キャーって思います。
が、今作は僕が読んできたハードボイルドものの中でも、かなり酷いボロボロぶり。
読んでいて、だんだん痛くなってきます。
主人公のことをほかの人たちが「こいつ、頭がおかしいんじゃないか」とよく言うんですが、正直僕も同じ感想を……
しかも、3編の連作短編なんですが、どの話も何気に救いがない。
そんな内容なのに、グイグイ読ませるのは作者さんの力量なのかなぁと。
あと、情報屋とヤクザの矢能との友情がこの本の救いどころですかね -
初めて読む作家さん。評判のいい『アウト&アウト』を読みたくて、でもこれが前作のようなのでとりあえず読んでおこう。その程度の気持ちで手に取ったけど、いやはやおもしろかった!!
主人公・探偵の過去は少しパンチ弱いような気もしたし、ラストはちょっと急ぎ足になったように思えたけど、ハラハラドキドキを存分に味わえたし次から次へと起こる事件(舞い込む依頼)には翻弄された。
『アウト&アウト』がより一層楽しみになった! -
警察を辞め、私立探偵をしている主人公。ちょっと危ない仕事によく手を出す。
3つの短編だが、連作となっている。
依頼人も依頼内容も一筋縄ではいかない事情を抱えており、探偵はただの探偵らしからぬ挙動によりどんどん傷を負い、裏の世界の住人に目をつけられ……。
一気に読み進めることができた。どんな事情が明るみになるのか?まさかこの事件の真相は…と言う気持ちになってページをめくる手がとまらない!