- Amazon.co.jp ・本 (398ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062145107
感想・レビュー・書評
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決してプロの書く文章ではないが、なんだか親しみやすくほんわかしたタッチ。書いている内容が重いのにもかかわらず。
それにしても、サイバラさんは超個性的な男が趣味なんだなぁ。今は高須先生の奥様でしょ?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
漫画家・西原理恵子の亡夫、鴨志田穣氏の一周忌を前に出版された、まさに『遺稿集』。
-web連載されていた闘病記。
-4年もかかって完成しなかった書下ろし私小説。
-妻との出会いを書いた「邂逅」。
漫画で知った最初のイメージは“アル中の駄目父ちゃん”でした。
でも戦場カメラマンだった彼が強度のアルコール依存症となった原因は、各国の紛争地帯で飢餓・殺戮などの現実を目の当たりにしたことによる極限のストレス…。
離婚・入退院を経て依存症を克服。そして癌の発病…。
西原さんの「毎日かあさん出戻り編」と併せて読むと、ホント泣けます。
『僕はささやきながら彼女の手を強く握りしめた。それから2人はずっと手を離すことはなかった(絶筆)。』
…「邂逅」本文より。 -
未だにこの本のタイトルを受け止めたくないのですが…鴨志田さんの人柄が浮かび上がります。ステキな遺稿です。
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Kodama's reveiw
日本にいる叔母より送られてきた1冊。著者は叔母の次男で私の従兄弟にあたります。題名の通り、著者の鴨志田穣さんは、大変残念なことに他界してしましました。生前は3度くらいしか会ったことがありませんでしたが、どんな人生を歩んだのか、その一端を知ることが出来ました。元妻にあたる方は、漫画家で有名な西原理恵子さんです。身内の話題ですみません。
(08.3.27)
お勧め度
★★★★☆ -
カモちゃんが亡くなってから出版された本です。
いまだに辛くて最後まで読めていません。 -
もう新しい本読まれへんねんな。悲しい。
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かもちゃん、文字通りの「遺稿集」でした。
4年もかけて未完の私小説、焼き鳥屋修行編。
いやはや、意外と(失礼!)おもしろかった。
浪人して、予備校を辞めて、唐突に「焼き鳥屋」で住込みで働き始める。
戸惑うことも多いなか、ゆっくりだけどいろんなことに気付いてゆく様がよかった。
でも、未完なので、文章が唐突に終わってしまい、その空白に
「ああ、これが遺稿なのか・・・」と改めて気付かされてしまった。
最後まで読みたかったよ。
最後にあった「邂逅」
奥さんである西原さんと出逢いの場面。
当時の西原さんの作品を出して読み返したりした。
「書き残したのは 嘘?真実?」とオビにありましたが、私は真実であると思います。
私も、一先ずここで一区切り。 -
なんでもだけど、依存症という病気は、本人もだけれど、周りの人間もほんとうにつらい病気だと思う。やっと克服して、さあもう一度、家族四人でやり直そうというときに、襲ってきた癌。やりきれない。 6/27
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サイバラの離婚した元ご主人で、去年亡くなったカメラマンでライターの鴨志田穰さんの遺稿集。けして上手ではない文章が、なんというか、飾らない人柄を表しているようで心を打つ。アル中の人とは仕事柄しばしば接するけれど、みんな優しくて心弱く、人懐こく愛すべき人達で、故人もまさにそうだったのだろう。依存症の治療中に見つかった腎臓癌での死ではあるが、肝硬変も非代償期に入っておりどちらにせよ長くは生きられなかったと思う。こういう生き方しかできない人種は確かに存在しているが、家族はもちろん長生きしてほしかっただろうし、惜しみつつ悼むしかない;;
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未完書き下ろし小説やネット掲載コラム等。
妻サイドとは違った目線は興味深いが
本人のキャラ抜きで読んで楽しめるとは言い難い。
【図書館・初読・1/23読了】