- Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062155212
作品紹介・あらすじ
時代の移ろいとともに「ヴァンパイアは低俗な迷信」とする風潮が高まるなか、グレンはウォーベック家とユリエルを守るため、教皇庁にのりこんでいく。だが、拘束され処刑されることに。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
そう来たかあー
アイオネの理性が勝ったところが面白い
グレンは救われず、今あるもので生きるしかないことを受け入れた
脇で見ているユリエルも
そして組織として黙認、というのは解体されているからこそできるのかもと思ったりする -
あー読み終わっちゃったー!
という残念な気持ちが今の感想です
二人の未来を思うと切なくて胸が苦しいけれど、無理やり引き裂かれるような別れでなくてよかった
いつかは残して逝くことになるユリエルと残されるグレン…どちらの心情も想像すると泣きそうになります
その最後の別れの時を納得して迎えられるまで、ユリエルとグレンにはゆっくりと今の幸せな時を過ごしてもらいたいなー -
悲劇的な結末ではないけれど、幸福な結末でもない。だけどユリエルとグレンが幸せであるのなら、この物語はハッピーエンドでいいのだろう。この物語の先が喪失があっても、グレンは孤独ではない。それが僅かな救いです。
-
この作者さんのお面屋たまよしが読みたくて、でもなかったので代わりに借りた本だったのですが、おもしろかったです。もう少し長いスパンで彼らの話を読みたかった。
ヴァンパイアの話ではあるけれど、吸血鬼の話!というよりは、人々の関わり合いの物語な気がします。 -
うーん。ページ数の制限はあるのだろうけど、相変わらず大事そうな所が省かれまくりで感情移入しづらいまま全巻読了しました。
とはいえ、終わり方としては続きを予感させられる終わり方で、できればもう少し丁寧に描写されて、グレンの行き着く所までを最後まで書いた物が読みたかったです。 -
最近、最もヒットした本。
やはり、児童書の方が一般向けよりも好きみたいです。(それは、読解力が無いから?)とにかく、わかりやすい。
ヴァンパイアものは昔、ダレンで挫折してから久しぶりに読んだ気がする。
設定が変わっていると思った。
《無限の血》があるからこそ、グレンは人を襲わずに生きていれる。
そして、ユリエルはヴァンパイアになることが出来ないから、永遠に一緒にいることができない。
これが、本当に切ない。
石川さん…この設定、すごすぎます…
兄弟愛って素晴らしい。ところどころドキドキしました。こういった類いの愛が好きです。というか、「おれのグレン」とか「グレン大好き…」とか、終章がにやけが止まりませんでした。
ただ、3巻はスピードがありすぎだと思いました。
もう少しだけ、詳しく書いてあってもよかったのかなと。
早速、石川さんの他の本も読みたいです。 -
豪華総出演の最終回。
急展開で、窮地に立つウォーベック家。
グレンの決意は、わかっていても泣かせる。
テレンスのわだかまりも明らかになる。
ジェローム、いいやつだ。
叔父様と、ヴァンパイアたち。
3冊の中で、一番面白かった。