感染広告

著者 :
  • 講談社
3.06
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本棚登録 : 146
感想 : 36
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  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062160414

感想・レビュー・書評

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  • ある広告をきっかけに若者達が次々に自殺していく。というと一見ホラーのようだけど、ある意味ホラーよりもリアルで怖い。
    サブリミナル効果やバックワードという手法が取り入れられた広告や楽曲が、実際結構な数存在すると知って気味が悪くなった。
    普段何気なく目にしている耳にしているモノの、その裏を疑ってしまいたくなる。

  • 奇抜…でもなく…、複雑…でもなく…、
    単純…な…トリック?の…、偶然…の、重なり合い…が、
    プチどんでん返しの繰り返しとなって…、
    最後まで…スムーズに…読み進めることができました…。

    時流のトレンドも…、しっかりと捉えらていたし…、
    ミステリーやサスペンス好きの方には…、
    物足りないぐらい…ライトな仕上がりだと思いますが…、
    逆に…、その分…面白かったです…。

    広告業界の方は…、
    どのような感想を…持たれるんでしょうかねぇ…。

  • バイラルとよばれる、口コミを使用したビール広告のキャンペーンを手がけた主人公。キャンペーンは成功し、大ヒットを収めた。しかし、商品名を叫びながら自殺するという奇妙な現象が急増。いったい何が起きているのか?

    ウェブ動画の基準が甘いことと、閾値外刺激について、題材として着目したのは面白かった。

    ただ、本当に閾値外刺激が人の行動に影響を与えるのか?影響を与えた場合、それを仕組んだ人は罪になるのかという観点について、もう少し丁寧に扱ってほしかった気がする。まあ、これはこれで、重いテーマなので、別の話になってしまうが。

  • こういう現実の科学ぎりぎりのやつは久しぶりに読んだが、いろいろ妄想できて楽しい。

    パラサイトイヴ読みたくなった。

  • 10.11

  • 姉が借りてきていたので読んだ。
    最後は衝撃の展開だったけれどこれといった感動はなかった。

  • 現代の広告って、さまざまな媒体に進化していますが。こういう形での広告ってのはたしかに効果的だと思います。だけれどそこに、こんなものが仕掛けられていたとしたら……! まあこれはそれなりの条件がないと効果がないにしろ。仕込もうと思えばいろいろ仕込めるんですよねえ。
    連続自殺の謎と広告の仕掛けは、ああでもないこうでもないと悩まされて面白かったです。そりゃあサブリミナルなんて真っ先に考え付くことなので。そんな単純なものでは当然なくってほっとしました(笑)。

  • 堂門は、バドバーグというビールのリニューアルキャンペーンに責任者として関わる。バイラル広告で大成功したかに思ったが、キャンペーンのウェブサイト視聴者が「バドバーグ」と言いながら自殺することが続く。原因究明に乗り出す。

  • 物語としては面白かったです。 もっとオドロオドロしい話かと思っていましたが(いやなに、期待してたワケじゃないですが)、オカルトチックでなく、まともなストーリーでした。 そのため、知らなかった知識が増えましたし、きょうみぶかかったです。 ただ、ストーリーが平坦というか、厚みに欠けていたのが残念でした。

  • 「バドバーグ」ビールのCMを手がけることになった修介はネットや口コミでの広告を仕掛け大成功を収める。しかし、「バドバーグ」と叫びながら駅で飛び込み自殺した事故が起き状況は一転。その原因は何か?
    思わぬ犯人と動機に、犯罪被害者のやり切れない思いが胸を打つ。なかなか面白いミステリーでしたよ。

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著者プロフィール

1959年宮城県生まれ。明治大学商学部卒業。広告制作会社でコピーライターとして勤務。89年にフリーに。2002年『滅びのモノクローム』で第48回江戸川乱歩賞を受賞し、デビュー。他の著書に『死水』『サーカス市場』『罠釣師 トラッパーズ』『コワレモノ』『失われた季節に』『黄金幻魚』などがある。

「2020年 『五郎丸の生涯』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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