横濱 唐人お吉異聞

著者 :
  • 講談社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062167536

作品紹介・あらすじ

御薬師様の日に瑠璃の前に現れた伝説の女・お吉は、横浜と瑠璃の周囲に黒い噂を振りまいて、ある日、忽然と消えた。お吉が本当の母なのか?母・紀代とお吉には、どんな関係があるのか?瑠璃の心は騒ぐ。謎の女お吉の正体は?明治初年の横浜を鮮烈に描いた意欲作。

感想・レビュー・書評

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  • 文明開化を匂わせる時代モノ。それでいて甘くて切なくて、女の悲哀まで表現していて、まるでロマンそのもの。はまった。

  • 舞台は明治初期の横浜で、年頃の娘、瑠璃が主人公。口うるさい母親との関係がギクシャクしている時に母親の昔の知り合い、吉が現れ、嵐を巻き起こす。最終的にはハッピーエンド。個性が強くて女性に嫌われそうな吉だが憎めない。
    途中で瑠璃はこっちの男性選べばいいのにと思ってしまった私。見る目がない。修業が足りませんでした。

  • 無口で無愛想、厳しい母親と何となくうまくいっていない娘である主人公の瑠璃。
    ある日、出会ってしまった一人の女、「お吉」。
    時代の波と噂に振り回され、瑠璃は母との溝をさらに深く広げてしまう。
    女同士、母娘など、思いが複雑に絡み合う味わいのある1冊でした。

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著者プロフィール

1947年、京都府宮津市生まれ。横浜市在住。コピーライター、児童読物作家、脚本家を経て小説家に。1986年『花園の迷宮』(講談社)で第32回江戸川乱歩賞を受賞。小説、エッセイ、ノンフィクション、舞台脚本、演出など多数。小説に『横濱 唐人お吉異聞』(講談社)、ノンフィクションに『横浜の時を旅する ホテルニューグランドの魔法』(春風社)、『誰にでも、言えなかったことがある』(清流出版)など多数。2010年NHK地域放送文化賞受賞。

「2019年 『天使はブルースを歌う』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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