青春サッカー小説 蹴夢[KERU-YUME] CHANGE THE MIND

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 47
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062167666

作品紹介・あらすじ

元日本代表選手を父に持つ、U‐16代表MF米倉ケンタ。進学先で全国優勝経験のある強豪・竹駒学園で待っていたのは、「サッカーを教えない」をモットーとする天童監督だった。戸惑いながらも、成長するケンタ。いい選手になるために必要な技術・意識とは?うまい選手と『怖い選手』の違いとは?プロを目指してスタートした高校生の成長を鮮やかに描いた青春サッカーストーリー。

感想・レビュー・書評

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  • サッカー小説ということで探して入手して読んだけどガッカリでした。ストーリーも薄く文章力も稚拙なので物足りませんでした。残念。

  • サッカー好きでなくても楽しめる。

  • <作品紹介>
    元日本代表FWを父に持つ、U-16日本代表MFの米倉ケンタが進学先の竹駒学園で出会ったのは、「サッカーを教えない」をモットーとする名将・天童監督だった。
    「うまいだけの選手はいらない」
    選手自身に「考えさせる」指導のもと、ケンタを中心とした新入生たちは徐々に成長していく。高校に入学するまでのケンタは、点取り屋として活躍した父と比較されることを嫌い、ドリブルやパスを武器にチャンスメイカーとしてのスタイルを確立してきた。しかし、天童監督はケンタが父親の存在から逃げていることを見抜く。目標であるプロになるためには拒否し続けてきた父親のプレースタイル、「ゴールへの貪欲な姿勢」を取り入れることが必要であり、「うまいだけではプロになれない」と自覚したケンタは……。

  • 最近別のサッカー小説を読んで面白かったので、読んでみました。

    このサッカー小説も面白かったです。
    サッカーを通して、考え方、自主性など選手たちが成長していく姿が描いてある。
    技術のことだけでなく、考え方や意識などメンタル面も考えて育成してくれるこんな監督がほんとにいたらいいな。

    続きはまだ連載中のようです。先がものすごく気になる!

  • 久しぶりに面白いサッカー小説。

    高校サッカー部を舞台に練習、私生活、考え方に至るまで一流になるには、をテーマに仲間・個人としてどうするのか成長を描く。

    サッカーをよくわかっている著者の作品に思える。

  • 「バッテリー」の巧や、「IWGP」のマコトの人物造形に似ている部分が気になるけど、話としてもおもしろかった。

  • 早世した伝説的サッカー選手の息子が、プロを目指してサッカーに打ち込む姿を描く青春サッカー小説。

    偉大な親の背中を見て、というと碓井選手や高木三兄弟のことを重ね合わせてしまう。水沼選手だったりハーフナー選手だったりと、元Jリーガー二世が活躍する時代になってしまい年月の流れを感じざるをえない・・・。

    プレーは野洲の乾選手とか流経柏の大前選手を思い出しながらイメージを膨らませて読んだ。
    練習や試合のリアルな描写もさることながら、それぞれの人物のエピソードが興味深く、感情移入しながら一気に読んでしまった。

    続きはゲキサカで!
    http://www.bookclub.kodansha.co.jp/fbn/moba.html

  • 選手と監督のやりとりから、世界を目指すサッカー選手は、スケールが大きくないとダメなんだなぁ・・と、感じさせられる。

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著者プロフィール

鈴木 智之 1962年生まれ。法政大学社会学部教授。著書に、『村上春樹と物語の条件――――『ノルウェイの森』から『ねじまき鳥クロニクル』へ』(青弓社、2009年)、『眼の奥に突き立てられた言葉の銛――目取真俊の〈文学〉と沖縄戦の記憶』(晶文社、2013年)、『死者の土地における文学――大城貞俊と沖縄の記憶』(めるくまーる、2016年)、『郊外の記憶――文学とともに東京の縁を歩く』(青弓社、2021年)、『ケアとサポートの社会学』(共編著、法政大学出版局、2007年)、『ケアのリアリティ――境界を問いなおす』(共編著、法政大学出版局、2012年)、『不確かさの軌跡――――先天性心疾患とともに生きる人々の生活史と社会生活』(共著、ゆみる出版、2022年)など。訳書に、A・W・フランク『傷ついた物語の語り手――身体・病い・倫理』(ゆみる出版、2002年)、B・ライール『複数的人間――行為のさまざまな原動力』(法政大学出版局、2013年)、M・アルヴァックス『記憶の社会的枠組み』(青弓社、2018年)、C・マラブー『偶発事の存在論――破壊的可塑性についての試論』(法政大学出版局、2020年)などがある。

「2023年 『断絶』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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