違う自分になれ! ウルトラマラソンの方程式

著者 :
  • 講談社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062185967

作品紹介・あらすじ

「非常識メソッド」で市民ランナーの指導に革命を起こした異端の指導者は、なぜ、過酷な超ウルトラレースに挑むのか!? 

ジョギング・ランニング人口はついに1100万人を突破。ランナーの関心が、トライアスロンやウルトラマラソンに向かっている。2013年、初めて東京で開催されたウルトラマラソンも、参加者募集があっという間でいっぱいになった。

著者の岩本能史さんは、世界一苛酷な217キロ耐久レース・バッドウォーター、250キロのスパルタスロンなどを何度も完走してきた。
たとえば、アメリカのデスバレーにあるバッドウォーターは、最高気温摂氏50度、路面の温度は90度超。さらに、3つの山脈を越える。
闘うのは環境とばかりではない。脳が命を守るために幻覚や原因不明の痛みなどを起こす。こうした過酷さを物語るエピソードには事欠かない。
果たして、ウルトラマラソンへの挑戦とは岩本さんにとってなんなのか。
「マラソンは変わるための手段。僕はあらゆることが変わった」岩本さんは述べる。その軌跡には、妻やサポーターたちとの悲喜こもごものドラマがあり、心を揺さぶる1冊となった。

感想・レビュー・書評

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  • バッドウォーター、スパルタスロンなど、過酷なウルトラレースを走ってきた著者。その情熱、負けん気がすごい。
    マラソンを走る人には、レースのシーンがとてもリアルに感じられると思います。ウルトラマラソンから逆算して作り出した、一般人向けのマラソン練習法も参考になります。

  • スパルタスロン、バッドウォーターいつかは挑戦してみたくなる話しでした。

    特に陸上経験無し、フルマラソンも6時間ペースからウルトラマラソン上位になるまでの話しが、自分にとって勇気付けられました。

  • ウルトラマラソン挑戦前に読んで気持ちを高めるのに良いかと

  • 白山・白川郷100 変身願望 自分の潜在能力が顕在化する喜び ピースオブケイク楽勝よ! バッドウォーター デスバレー 脳が出す嘘の痛み ウルトラマラソンはある意味、脳との闘いだ。 何か新しいことに挑戦したいと渇望 生きている感ジャンキー 厳しい自然環境に順応できる体かどうかが問われている 逡巡 ピークエクスペリエンス=ゾーン 地球を独り占めしている感 死ぬほど苦しいです。でも、それをしに来たのでしょう? スパルタスロン246 欲しくば獲りに来い 一歩進めばゴールに一歩近づくことを知っているかどうかだけということに 戦いに敗れた戦死者 自分の本当の応援者は自分しかいない、ということを知っているかどうか 辱め 過ぎてしまえば残酷さとは真逆の感動 答えはここまでやったから 東奔西走とうほんせいそう 言い訳の必要のない生き方をしたい 超ウルトラ 四万十川 意図せず黒子 電卓 24時間走 台湾 国内でスポイルされているのはなぜだろう 何をやれるか ここまで人は人を傷つけることができるんだ ああいう大人にだけは絶対になるまいと誓った 黄色い液体メダリスト アリスト あげ損 クエン酸 潜在需要 月に10万の契約 やりたいことできることすべきこと 宇宙空間を走っている 足柄峠 山北駅 2ヶ月で三時間半 京都の子 想定どおり ボルダー赤血球の値 鉄分 峠走 超回復 ユーザーフレンドリーではない 富士五湖 長は短を兼ねる リンクしている 東海道夜間走 計画どおりトレース 伸び代が沢山ある人ばかり 連立方程式 大阪国際女子マラソン 体のバランスを感知する能力 板橋シティマラソン マイナスの人間を呼び集めてしまった 体裁をつくったに過ぎない 涙が止まらなかった理由 ワコールの走る広告塔 足し算から引き算に変わる精神的アドバンテージ ビクトリーロード 鍼 同行 使うべき時に 奮霧器 クーリング 勝ちパターン 相手は地球 スコットジュレク 人としての極限 環境としての極限 自分だけは自分を見捨てない

  • 2014年4月6日読了。故事にちなみ246kmを走るスパルタスロン9回、気温50度のデスバレー217kmを走るバッドウォーター・ウルトラマラソン4回に挑んだ(挑み続けている)ランナー岩本氏による自伝。このような熱い本を読むと、100kmのウルトラは序の口で、ランにはまだまだ広い世界が開けているのだなと実感する・・・。著者は学生時代に陸上で挫折し、決して俊足ランナーではないとのことだが、そういうランナーだからこそ走りを楽しみ、限界を超えて挑戦し続けることができるというメッセージは何とも勇気付けられるものだ。また自身が馬鹿みたいなマラソンに挑むだけでなく、チームを結成し市民ランナーのフル・ウルトラ・スパルタスロン挑戦・完走をサポートし続けているという著者の活動もたいしたものだ。私もこれからも走り続けたいもの、いつかスパルタスロンやバッドウォーターに挑戦する日も来るのだろうか。

  • 才能にも恵まれているのかもしれないが、それ以上に努力を積み重ねて、超ウルトラマラソンの世界で実績を残していく姿に元気づけられた。

  • まえがきにあっさりと書いてあった。なぜきつい思いをして人は走るのか。それは変身欲があるから。
    そうか単純なことだった。私はタイトル通り、違う自分になれ!と自分に願い続けていたのだ。今まで自分に求めていたのは「変わる」こと。だけどなかなか変われない。そんなに強くはないのだ。だけど諦めないのは得意だ。地味に続けることも。
    今のままの自分じゃいけないのはわかる。かわりたい。でもどう変わればいいのかわからない。でもとにかくなんとかしなければ。そんなことを考えている人に向いている本。すなわち私に向いている本。出会ってよかった。

  • 著者のこれまでの本を「技、体」に関する指導書とすれば、これは「心」のあり方を示してくれます。レースに出る人は必読です。

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著者プロフィール

1966年、神奈川県生まれ。ランニングチーム『club MY☆STAR』代表。市民ランナーが仕事と両立させながら自己ベストを更新できる非常識ともいえる独自のメソッドが国内外で評判を呼んでいる。世界でもっとも過酷と言われるバッド・ウォーター・ウルトラマラソン(217km)4回完走(最高5位)、スパルタスロン(246km)7回完走(最高6位)のほか、24時間走アジア選手権で2位の記録を持つ。著書に『限界突破マラソン練習帳』、『違う自分になれ! ウルトラマラソンの方程式』(ともに講談社)、『100kmマラソンは誰でも快走できる!』(ランナーズ)など。

「2017年 『完全攻略ウルトラマラソン練習帳 潜在走力を引き出す! レベル別・書き込み式13週間練習メニュー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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