シャンプーが目に沁みる

著者 :
  • 講談社
3.36
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本棚登録 : 98
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062187718

作品紹介・あらすじ

ヤクザの三代目・海江田、個性的な服装が故に他人から拒絶された郁美、誰ともしゃべらない伊奈、そんな高校生三人が出会ったとき、物語は始まる――。

個性的なファッションをするが故に、クラスメートから拒絶された中学生活を送っていた郁美は、高校生になるのを機に、過去の自分を隠すことにしていた。だが高校で、ヤクザの三代目・海江田、人とコミュニケーションを取ることを厭う伊奈の、二人と出会う。ある日、海江田は家の前に、赤ちゃんが捨てられているのを発見する。赤ちゃんの母親を探すうち、三人は奇妙な事件に巻き込まれ……?

人と繋がることを極端に恐れ、同時に憧れる、現代の若者達のための青春ミステリ!

感想・レビュー・書評

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  • 表紙とタイトルを見て、高校生の青春ものかと思って読み始めたら…。いじめ、自殺、誘拐、暴行、宗教。読みやすかったけどなかなか重いテーマだった。
    タイプはそれぞれ違うのに、仲間っていえる3人のやりとりがいいなぁと思った。

  • ほのぼの日常ミステリーかと思ったらぜんぜんハードだった。
    めっちゃ面白かった・・・!

  • イジメ、殺人、強姦と重苦しい事件ばかりが出てくるが、読み進めることに戸惑いもなく、スラスラ読むことができた。
    読み終わった後には、心が痛かったが…。
    とても面白い作品でした。
    そして海江田がカッコよかった。

  • 個性的なファッションの所為で周囲から浮いてしまった過去を持つ郁美が高校に入学し、お調子者を演じるやくざの息子の正臣と落とすように話す個性的な三喜男と出会う。自然と行動を共にする中の人物に根付いた事件達。ピンチに駆け付ける極道に痺れた。暴力や友人の裏の顔や強姦や殺人が絡むのに根底に流れる空気が爽やか。

  • これでいいか、的な感じで手に取った本だったけど、面白いと思った。

  • はぐれもの同士の仲間で人助け。いつものパターンだけど好き。

  • 現実でありそうな主人公達の設定だから読みやすいのかな。
    このメンツが揃う辺りは小説だから仕方ないかw 
    話し的にも実際この手の事って起こっててもおかしくない世の中だし。
    俺でも読んでて、あっコイツ関わってそうとか、
    黒幕コイツじゃね?って思わせてくれる話の構成はいいな。
    それが当たってた時は更に良いw  

    この作者の屋上ミサイル読んだ覚えが・・・続編出てるのか 今度借りよう

  • 周りとなじめずわが道をゆく孤高の高校生3人。
    本当に分かりあえる友達となり、身辺におこる事件や事故の謎を解いていく。
    登場人物のせりふで状況説明をしている部分がちょっと流れが止まる感じだったけれど、あと親の職業があれでなければ解決できたかはちょっと疑問だけれど、まぁ面白かった。

  • 2014/04/22
    移動中

  • おもしろかったんだけど、こういう犯罪がとても嫌いなので気持ち悪くなっちゃった。

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著者プロフィール

1975年香川県生まれ。京都学園大学法学部法学科卒。第7回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、2009年受賞作「屋上ミサイル」を刊行。著書に『ガレキノシタ』『HEROごっこ』など。

「2016年 『筆跡はお見とおし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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